夫婦協力体制、充実した兼業主夫を目指す!

「寺田さん、これだけの仕事をこなしながら、
 家事もやって、奥さんの弁当まで作るなんて、
 すごすぎじゃありませんか?」

 
とある女性から、そんなお褒めの言葉をいただきました。
 
ですが、働く女性なら当然のようになさっていること。
 
そして、経済状況やら雇用状況やらを考えれば、
こういう男性の働き方、家事への関わり方は、
遠くない未来には当たり前になるのではないかと
思うわけです。
 
今後「兼業主夫」を目指すかも知れないあなたに
(あるいはダンナに家事をさせたいあなたに)
何か参考になることがあるかも知れませんので、
私の兼業主夫生活について書いてみようと思います。
 
(冒頭の写真は、春に作ったお兄ちゃんの遠足の
 お弁当と、ついでに作った晩ご飯のおかずの一部)

[toc]

「兼業主夫」になった背景

結婚当初は「家事は50:50で分担」が基本でした。
 
しかし妻が高校の英語教師という過酷な
仕事をしている関係で、
じわじわと私の分担比率が上がっていきました。
 
ちなみにうちの妻は、高校教師時代の元同僚。
普通高校の英語教師(高3担当)です。
 
この「福岡県の普通高校3年生所属英語教師」に、
どういう条件がのってくるかというと…

  • 7:40スタートの「ゼロ時限目」が必修
    ⇒週に2-3日は6:30出勤
  • 6限目の授業後に課外授業として7限目、8限目
    ⇒7時より前に帰ってくるのは私が不在の時くらい
  • 土日はだいたい課外授業、模擬試験監督、
    場合によっては部活動、試験問題作成などで出勤
    ⇒私の出張がない週末に「家族で過ごす」ことは稀

「3歳の息子がいて、夫は自営業」ということで、
それなりに配慮してもらっており、
ぎりぎり何とかなっている状態です。
 
ま、これまた「男性」なら
当たり前の働き方かも知れませんね。(笑)
 
むしろ、男性なら「子どもが…」という理由で
仕事を休んだり、仕事を同僚に肩代わりしてもらったり
しづらいかも知れませんよね。
 
ですので、妻がフルタイムで働く以上、
夫である私が「家に入る」ことは、
今の日本社会の労働環境であれば
必然(しゃーない)というところです。

我が家の家事と家計負担の現状(と私の主夫比率が上がった理由)

家事分担の実際

今、私が受け持っている家事はこんな感じ。

  • 食事全般(朝食の準備、妻の弁当作り、晩ご飯作り)
  • 食器洗いは半々
  • 家の掃除(風呂掃除は「最後に風呂に入った人」なので妻)
  • 年に1度の大掃除(7割はダスキン任せ⇒料金を私が負担)
  • 子どもの入浴、歯磨き、寝かしつけ(添い寝)
  • 保育園の送迎、荷物の準備
  • 出張がない週末の子どもの世話
  • ゴミ出し

逆に妻の受け持ちは…

  • 私が出張の時の家事・育児全般(月に2回、計5日程度)
  • 洗濯関連全般
  • 布団干し、ベッドメーク
  • 子どもの衛生面(病院、薬)の世話
  • 家の整理、細々とした片付けなど住環境整備
  • ゴミ出しの前の準備、分別作業

こう見ると分かるのですが、
目立つ仕事、日常的に時間をとらえれる家事・育児は
私が担当していますが、
細かなこと、面倒なことなどの負担を考えると
結構、いい感じで公平な負担をしているんですよ。

家計の負担

家計は完全に折半です。
 
毎月、月末に「自分が家庭のために使った金額」を
お互いに算出して、足して2で割って差額を調整します。
 
子ども達の学資保険は、
お兄ちゃんの分は私が、
下の子の分は妻が積み立ててます。
 
ちなみに福岡市から支給される児童手当は
全額、私の口座に振り込まれており、
妻から「自由に使っていいよ」と
許可をもらっています。
 
ですので、2ヶ月に1回、児童手当の金額の
150%分(?)で妻に贈り物をしています。(^^*

目次

共働きの家事の分担について思うこと

こういう生活を10年以上続けてきて、
仕事のこと、育児のこと、夫婦の協力関係のことなど
いろいろ考えます。

1.「支えてもらっている」という感謝と敬意がベース

まず、お互いに
「支えてもらっている、してもらっている」という
感謝と敬意があるからやれていると実感します。

2.失敗は「お互い様」で、そっとフォロー

逆に、相手が何かをし忘れていたり、
できていなかったりしても、
責め立てるのではなく、そっとフォローする。
 
そういうお互いの無言の気遣いがあって初めて、
家事の分担って成立するものなんですよね。(しみじみ)

3.お互いの得意分野、ストレスなくやれることをやる

女性が家事だろうが、男性が家事だろうが、
それが「本人にとってストレスがない」ことが理想だと思います。
 
私は家事・育児のストレスがまったくありません。
これは母方、馬奈木家のDNAです。
うちの親戚はみんなそう。(笑)
 
ストレスがあるなら、お金で解決しても
いいんじゃないかと思います。
(大掃除はダスキンさんに…みたいに)

4.長期の視野で「一番メリットが大きい選択」を考える

実は、1年前、下の子が2歳の時に肺炎にかかりまして。
 
妻は仕事で朝から晩まで不在。
私も出張が多くて週末中心に不在がち。
(その当時は年間50日くらい出張してました。)
 
「これじゃまずいよね。
 どっちかが仕事を辞めよう。」
 
という話になりました。
 
実家の支援が受けられない状況を選択している以上、
2人がフルタイムで働くのは無理だろう、と。
 
お互いの仕事のやり方などを考えたとき、
私はもともとフリーランス的な仕事で、
仕事の量の加減は簡単です。
 
ただ単に「仕事を減らせば収入が減る」だけ。
 
ですが、妻は公務員を退職してしまえば、
子どもが育った後に、同じ条件で働くことは不可能。
 
そして、「今のお金」以上に、
老後のこと、やり甲斐のこと、
「家事ストレス耐性」のことなど、
総合的に(主に妻が)考えた結果、
 
「私がフルタイムを続けるから、
 あなたが仕事(出張)を減らして」
 
という結論に至りました。
 
これが私も教師(公務員)だったら
どうしたでしょうね?

5.「おつきあい」と「趣味」などはお互い様

私は月に2回、夜に学習会・読書会で不在にします。
そして毎週水曜日は子ども速読講座で7時に帰宅します。
 
さらに月に2回は仕事で週末不在にします。
 
なので、それ以外の「おつきあい」は一切入れません。
(年に1回の高校の同窓会と、恩師との忘年会が例外)
 
妻は週1回くらいのスポーツジムと、
1-2ヶ月に1度くらいの職場関係の飲み会(?)で
夜、不在にします。
 
長い人生の中で、小さい子どもがいる期間くらい、
別に飲みごと、おつきあいがなくなったところで
特に問題ありません。
 
趣味とスポーツ(健康のための運動)は、
仕事の時間を削って昼間にやってます。
 
このあたり「しゃーない」という割り切りと、
人生、生活の中でのプライオリティと、
大切なパートナーの時間・労力への配慮とを
総合的に判断したいと考えています。

これから「夫婦共働き・家事の公平な分担を」と考えるなら…

大前提は「仕事」をどうするか

今、フリーランスとして働きながら、
 
「自分で仕事をコントロールできる働き方」
 
ができていることを幸せに思います。
 
ただ、どんなに子どもや身内に問題が起こっても、
大きな仕事を飛ばせない(代わりがいない)という苦しさ、
当たり前だけど「不安定感のストレス」は
逃れようがありません。
 
安定をとれば不自由さが増す。
自由をとれば不安定さが増す。
 
これを夫婦でどう補い合うのが「トータルでお得」か、
考えなければなりませんね。
 
働き方を変えると収入が変わる可能性があります。
収入が変われば生活のスタイル、レベルを
変えざるを得なくなります。
 
お互い、各要素をどこまで許容できるか、
じっくり話し合う必要がありそうです。

コントロールできないことは何か?

ワーク・ライフバランスを考える場合、
家族全体を視野に入れなければなりませんし、
その場合、「コントロールできないこと」を
中心に考える
必要があります。
 
我が家の場合は「3歳の子ども」がそれ。
その次が、私の3日間講座。
(お客様への迷惑と収入の両方の意味で)
 
下の子の世話が最優先事項。
 
そこを大事にするために、
他をどうアレンジするかこそが
我が家のワーク・ライフバランスです。

外部にどれくらい任せられるか

夫婦でカバーできない部分、
ストレスが大きくなる部分は
外部の援助を、時には有償で借りることになります。
 
保育園は、まさにそれ。
その分、保育料も払いますが、
私の場合、父母の会会長を仰せつかってます。
 
子どもが病気の時は、
病児保育も利用します。
(子どもに心の中で
 「ごめんね」って言いながら)
 
食事はできるだけ「内製」したいと思っています。
食材で既製品を買うのは「筑前煮用 野菜の水煮」くらい。
出汁もちゃんととるし。v(^^*
 
でも外食は躊躇しません。
大戸屋とサイゼリヤはお得意様ですね。
Pizzalaはweb会員登録済み!
 
大掃除のダスキンさんもありがたい存在です。
 
時々ですが、市内に住む私の両親の援助も借ります。
その分、年賀(包み)を弾みますよ。

心安らかな今と未来を創るために自己投資!

これからの時代、正規雇用も減りますしね。
企業はいつつぶれるか分かりませんし。
 
収入をほどほど安定させて、
心安らかに生活したいと思うなら、
 
「頼れる自分」を作ることが大前提でしょう。
(公務員を目指す、というのもあり?)
 
クラウドソーシングなども含めて、
インターネットのおかげで個人が、
能力次第でいくらでも仕事を創り出せる時代です。
 
でも「創り出す力」がないと、
ブラック企業顔負けのブラックな生活
陥る可能性があります。
 
正規社員になれるなら、
絶対になった方がいい。
 
でも、その保障がない以上、
サバイバル能力を鍛えておくこと、
起業してもやっていけるような力を
養っておくことは重要ですね。
 
ひょっとすると、我が家の「兼業主夫」体制が
うまくいっているのは、私の仕事のスタイルが
一番の「かぎ」なのかも、、、とも思ったり。
 
以上、長文になりましたが、
参考になることがあれば幸いでっす!

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この記事を書いた人

フォーカス・リーディング主宰者

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