シュール&ホラー 本当にこわい『焼き魚の呪い』(を目指せ?)

最近、3歳の息子が
絵本の読み聞かせに
はまっています。
 
その中のヒット作品がこれ。
 
やきざかなののろい
 
焼き魚が嫌いで、
晩ご飯に出された焼き魚を
つっつきまわした挙げ句、
食べずに残した主人公。
 
その少年に恨みを抱いた
焼き魚が、
 
サンドイッチを食べていても、
お風呂に入っていても、
布団で寝ていても、
学校への行き帰りにも、
 
「きらわないでくれ・・・
 ちゃんと食べてくれ・・・」
 
と巨大な(時には小さな)
化け焼き魚になって、
迫って来ます。
 
一度は本当に
「ぱくっ」とばかりに
食べられてしまい・・・
 
その時は
焼き魚ならではの
ある特徴のおかげで
主人公は事なきを得ますが・・・
 
ついに、主人公は本当に
焼き魚の呪いにかかってしまう・・・
 
そんな、とてもシュールでホラーなお話。
 
あー、こわいこわい・・・
 
 
でも、これを読んでいると、
小学4年生のお兄ちゃんも
いつの間にか寄ってきて、
一緒に楽しんでいます。
 
 
某所でそんな話を中心に
読み聞かせの話をしておりましたら、
 
「えっ?
 読み聞かせの途中で子どもが飽きるのは、
 子どもの集中力の問題じゃないんですか?」
 
あるパパさんから、
こんな驚きの声が上がりました。
 
なんでも、読み聞かせをしてやっても、
すぐに飽きてしまい、
聞いてくれなくなるのだとか。
 
幼児への読み聞かせだろうが、
小学生への読み聞かせだろうが、
相手が飽きているとしたら、
それは8割方、読んでいる人の責任です。
 
 
もちろん、幼児はいろんなことに
興味を持ちますから、
自分で勝手にページを送ったり戻したり、
あるいは読んでいることとは
違う部分に食いついたりするものです。
 
それはそれで
親子のコミュニケーションとして
楽しんでいればよろしいのかと。
 
ただ、明らかに興味を失い、
聞かなくなるとしたら、
やはり読み手の責任ですね。

  • 選書に問題ないか?
  • 読むスピードは適切か?(速すぎないか?)
  • 子どもがワクワクするような読み方ができているか?
    緩急・抑揚を付けて臨場感を出しているかとか…

基本的に、幼児への読み聞かせは、
そこそこゆっくり、滑舌良く、一音一音明瞭に。
 
小学校の中学年以上になれば、
時には流れるように、時にはゆっくりと、
話の展開に応じて緩急を付けて。
 
別に研究者でも何でもありませんが、
自分がいろいろやってきた経験としては
そんな感じでしょうか。
 
 
幼児への読み聞かせが
うまくいかないなぁと感じているなら、
保育園のベテラン先生の
紙芝居や絵本の読み聞かせを
聞かせてもらうといいですね。
 
とても勉強になります。
 
小学生向けなら
公立の図書館でも
ボランティアの皆さんが
なさっています。
 
読み手のキャリアは様々ですが、
どんな子達が、
どんな本、
どんな読み手、
どんな読み方の時に
どんな反応をしているか観察しましょう。
 
上手な読み手からは、
その読み方を学べます。
 
ダメな読み手からは、
読み聞かせで
やってはいけないことを学べます。
 
 
自分の実力を知りたかったら、
子どもが遊んでいる近くで、
わざと壁に向かって、
エア読み聞かせをしてみてください。
 
エアといっても、
絵本がエアなのではなく、
子どもがエア。
 
誰も聞いてくれていないのに、
エアな子どもに向かって
楽しそうに読み聞かせするんです。
 
楽しそうな雰囲気が伝われば、
必ず子どもが寄ってきます。
 
子どもって絵本が大好きですから。
 
今まで何人かのパパさん達に
お薦めしてきましたが、
みなさん「力試しになりますね!」と
楽しんで取り組んでいらっしゃいました。
 
 
私たちが何か
実力を高めようと思ったら、
きちんと、シビアなフィードバックを
受け止めなければなりません。
 
それをせずに
子どものせいにして放置していては、
10年経ったときに、
アンハッピーなエンディングが・・・
 
 
そうならないための
読み聞かせの腕を磨く教材に、
 
「やきざかなののろい」はいかがでしょう。
 
やきざかなののろい
 
時にはNHK教育の「みいつけた」に出てくる
ホネーキンさんの口調も
試してみてください。
 
本当に怖い「やきざかなののろい」になって、
子どもが「やめてーーーー!」って
怖がってくれたらステキですね。(^^*

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