「結果にコミットする」ことを、子どもにどう教えるか

先日、2015年流行語大賞にノミネートされた50語が公表されました。

その中で「結果にコミットする」というライザップのCMのキャッチフレーズがエントリーしていますよね。
 
その肉体改造のやり方については賛否両論、有象無象がうずまいておりますが、基本的に私は「賛成」です。
 
それは、まさにその「結果にコミットする」という姿勢、その一点において。

「結果にコミットする」とはどういうことか?

「結果にコミットする」というのは、私流の解釈では、

自分が関わりを持つ事柄について、
完全に「自分事」として関わり、
期待する結果(以上のもの)を手にするために
全力以上を尽くす

ということ。
 
ある意味でプロのお仕事として対価をいただく以上、当然といえば当然のこと。
とはいえ、そこを明確に伝え、お客様の中にコミットを受け容れない要素があれば、完全返金保証するという姿勢(に途中で切り替えたこと)も、私の中では高評価です。

ちなみに、私の主催する社会人向け速読講座も、10年前は「完全返金保証」でした。
しかし、ご縁をいただいたお客様に「断念させる」ことが、プロとしていかがなものかという想いから、「思い立った以上、私とあなたと二人三脚で結果にコミットしましょう!」という哲学のもと、これを廃止しました。(1年近く無条件返金保証をした結果、返金リクエストがゼロだったので無意味かなとも思いまして。)

サービス利用者として「結果にコミットする」をどうとらえるか

ただ、1つ問題が残ります。
 
ライザップに対する一部の批判にある
 
「無茶な食事制限の強要で、間違いなくリバウンドする(はずだ)」
 
というもの。
 
でも、それは以前の記事で書いたように、多くのサービスにおいて必ず起こることでもあるんですよね。

そこは利用者側が自分自身の責任において「結果にコミットする」という意志のバトンを、サービス提供者から受け取らなければならないのです。
 
最初は「ちょっと試してみようか」とか「そんなに効果があるなら私も!」的な、完全な消費者スタンスで利用するかも知れません。
 
そこでは提供者のコミットメントの意志の強さとノウハウの確かさに依存することになります。
 
それを少しずつ「結果は私が責任を持ちます」というスタンスにしていかなければ。
 
そして、サービス提供期間が満了するまでに、その結果に対する責任と、その結果を維持するノウハウを完全に吸収しておかなければならないのです。
 
イメージとしては、「コミット」の責任分担(比率)をこんなふうに上げていくわけです。
結果にコミットする
 
いわば「消費者」から「投資家(あるいは起業家)」へのステージのシフト
 
これが完了してこそ、リバウンドしない、満足いく結果を手にすることができるのです。
 
もちろん、提供者はお客様を「永遠にうちに依存してください」というスタンスを捨てて、徹底的にマインドとノウハウをお客様に植え付けていく責任がありますよね。

子どもに「結果にコミットする」文化を伝えよう!

親として教育者として、この「結果にコミットする」姿勢はぜひとも子どもに伝えたいものです。

  • どんなことでも、自分が関わる余地があることであれば、結果にコミットできるんだ。
  • 最高の結果を生むのは、その結果にふさわしい、全力以上の継続的なコミットだけなんだ。
  • ものであれ、サービスであれ、何かのイベントや事件・事故であれ、そのものは変えられなくても、自分の姿勢が変われば、そこから生まれる結果は変えられるんだ。
  • 自分が「もうこれでいいや」と思ったそのレベルで、自分が手にする結果が決まるんだ。

そんなことを。
 
「宿題をする」「調べ学習をする」を、どこまでやり切るのか。
 
お手伝いを、どこまで徹底的にやり切るのか。
 
スポーツなどの習い事をどこまでやり切るのか。
 
すべて「これは誰のためにやっているのか?」「何のためにやっているのか?」「どこまでやったら、もういいやと思っていいのか?」を意識させて。
 
言葉と大人自身の後ろ姿で。
 
これは、本当に難しい。
ついつい「消費者」になってしまって、コミットを忘れがちになるものです。
 
私自身あらためて「結果にコミットする」という初心を取り戻そうと思います。

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