中学生の2学期期末考査が終わり、
続々と試験の結果が返ってきています。
前の記事で書いたのですが、
今回、初めてお世話をしている子たちは、
あまり厳しく追い込む指導をしていません。
[blogcard url=”https://www.kotonoba.jp/learning-tech/how-to-study-till-winter-vacation/”]
だからこそ、なのですが、
「試験後の復習」が非常に重要な
意味を持っています。
ただし、ここでいう「復習」というのは、
試験問題(間違った問題)のやり直しなんていう
無意味な作業ではありません。
それについては、こちらの記事に書いたとおり。
[blogcard url=”https://www.kotonoba.jp/learning-tech/to-do-after-examination/”]
ことのばでの「試験の振り返り」では、
次のような3つのポイントを押さえておこないます。
1.試験の答案を生徒と一緒に分析する
大事なコトは「どのようなタイプの問題」を「どのように間違えた」か。
これは、当然といえば当然ですね。
2.試験勉強の取り組み表と照らし合わせる
「間違え」が生まれた原因となった「勉強のやり方」の
粗を探ります。
繰り返した回数が足りなかったのか?
問題演習への取り組みが足りなかったのか?
そもそも基礎が出来ていないのか?
そういったことを確認するためにも、
「取り組みの型」、「プロセスのデザイン」を
最初に指導していくわけです。
多くの場合は、ここで改善のポイントがはっきりします。
3.「自分なりにやれた」の客観性をチェックする
2のチェックで、「プロセスに特に問題がない」のに、
1のチェックで「壊滅的にダメ」ということも起こります。
その原因は次の2つしかありません。
- A.基礎力(読解力、語彙力)が足りていない。
- B.「やった」のハードルが異様に低い。
A.基礎力(読解力、語彙力)が足りていない。
本来、中学校に入学した段階で、どれくらいの
学力を身に付けているのか事前にチェックしておくのが
理想ではあります。
(入学段階の全国学力テストの結果などから)
ただ、そこまでチェックしていないので(ざっくりし過ぎていて
アテにならないという印象がありまして…)、試験の結果を
見て探っていくことになります。
B.「やった」のハードルが異様に低い。
試験勉強の途中に、
「この範囲、やれたと思ったら報告に来て!」と指示し、
勉強した内容を解説させると、その子がどのレベルで
「勉強できた」と言っているかが分かります。
(個別の対応になるため、相当な手間がかかりますが。)
ただ、試験前にそこまで余裕がない場合も多く、
試験の後、「次の試験への対策」を練っていく過程で
同じことをする場合も多いものです。
いずれにせよ、生徒の「やりました」はアテにならない!
が基本ですね。
といったところで、
「試験勉強、がんばったのに思ったほど、成績が振るわなかった」
場合の見直しポイントについてのお話でした。
参考にしていただければ幸いです。(^^)
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