パパがテレワークで兼業主夫をするための必須要件を考えてみた!

今日(2015.12.01)の日経新聞に興味深い記事がありました。

九州電力子会社の九州通信ネットワーク(QTNet)は来年4月から全社員を対象に在宅勤務制度を導入する。(中略)上限日数がない在宅勤務は全国でも珍しい。柔軟な働き方を後押しすることで、九州内での優秀な人材の確保を目指す。

家庭を大事にしたい社員にとって、男女問わず、すごく魅力的な話ですよね!
 
今の時代、パソコンとスマホさえあれば、どこだって仕事が出来そうな気がしてしまいます。
いわゆるICT(Information and Communication Technology)技術の発達によって、在宅ワークを含むテレワークはどんどん広がってもよさそうに思えますが、実態としてはそれほど広がっていません。
 
むしろ、「在宅型」に限定すれば、会社勤めのテレワーカーも、私のような自営業テレワーカーも2012年を境に激減しています。

国土交通省による「テレワーク人口実態調査」より)
 
というか、2011年の大震災とその直後だけテレワーカーが増えていて、それ以前も以後も「あまり変化なし」というのが真実でしょうか。

フリーランスのメリットと難しさ

私がフリーランス的な働き方に感じている最大の魅力は、なんと言っても「家族を中心に置いて、働き方を柔軟に変えられる」こと。
 
それがなければ正社員の方が断然いい。
仲間がいて、自分の力の及ばない部分を補い合えて、しかも先輩からの智恵・スキルの伝承があるわけです。
会社にメリットがあることならチャレンジングな新企画にも挑戦できますよね。
 
フリーランスで「無茶」を試したら、そのまま自爆してしまう怖さが…。柳井さんのように「一勝九敗」にチャレンジできる人はいいんでしょうけど…。
 
フリーランス稼業は気楽そうに見えるかも知れませんが、そういう「組織の強み」がない分、自分がマルチに何でもこなさなければなりませんし、チャンスとチャンネルをいかに使いこなすかで仕事のレベルが変わってしまいます。
 
「自由度が高い」のがメリットですが、同時に「自由=自らに由る=自己責任」であって、それはそのまま「難しさ」でもあるのです。
 
自由ってのは、ずいぶんと不自由なものなんですよ。実際。(苦笑)

「柔軟な働き方」というメリット

とはいえ、やはり「家族」を大事にしたいと思うと、柔軟な働き方が必要です。
特に小さい子どもがいれば、そこが「自由(コントロール)の利かない要素」。そこを大事にしようと思えば、自分の働き方をコントロールするしかありません。
 
まさに今朝、3歳の下の息子がちょっとスネオ君状態で、保育園に行きたくないと言い出しました。
 
幸い、今日の予定は10時スタートのSkypeコンサル(経営に関するコンサルティングをしております)だけでしたので、保育園の制服である体操服をリュックサックに詰めて、二人で近くの公園に遊びに行きました。
 
ひとしきりブランコで遊んだら満足したらしく「保育園に行く」と言い出したので、ほっとしつつ保育園へ。
 
しかし公園を出たら「お腹がすいた」と言い出したため、ローソンに寄って鮭おにぎりを買って、二人でローソンの駐輪場に座って軽食。(笑)
 
無事に9時過ぎに保育園に連れて行って、仕事に向かうことができました。
 
朝、たった1時間のできごとではありますが、これが許されるのはフリーランスならでは、ですね。
 
もちろん、別に泣く子を振り切って仕事に行くことは可能です。ひょっとすると、私のやっていることは「甘やかし」の自己満足かも知れません。
 
でも、私は私なりに、子どものことを最大限大事にしたい。そして、一緒に過ごす時間を多くしたい。
 
そう考えたとき、この仕事のスタイルは本当にメリットの大きいものなのです。

完全なる自由という不自由さを乗り越えるために

とはいえ、働く時間を削ることは、そのまま収入の激減につながりかねません。
   
なので、仕事にイノベーションを起こすという意識は必須です。
今まで12時間でやっていたことを、3時間でこなせるようにするというくらいのイノベーションが必要です。
 
「子育てを中心に置いたフリーランス的テレワーク」をするなら、ですね!
 
もう1つ、テレワークスタイルで仕事をしていて強烈に感じるのが「集中力のコントロール」の重要性。
限られた時間の密度を最大限に高める集中力は、自営型テレワーク(というかフリーランス稼業)には絶対的に必要な条件といっていいでしょう。
 
私の場合、本当に集中したい時は福岡市立総合図書館に出向きます。
私語禁止、PC・スマホ禁止なので、紙の作業に没頭するには最高の環境が手に入ります!
 
そうじゃないときはスタバへ。
アウェイ(日常と切り離された異空間)の感覚は独特の集中力を作ってくれますからね。
 
ちなみに、今回の記事ではこんな話が書かれていました。

在宅勤務は自宅で仕事に集中できない可能性もあるため、サテライトオフィスの方が効率的に仕事ができるかを検証する。

周囲に人がいることで緩みすぎるのを防ぎ、さらにコミュニケーションを適切に取ることでモチベーションを上げたり、気分転換を可能にしたりしてくれる、そんな役割が期待できそうですね。

労働力不足・労働者の収入減が必然の時代⇒夫婦共働き支援を!

労働人口が減っている今、優秀な人材の確保は企業にとって最重要命題のはず。
 
個人そして家庭にとっては、非正規雇用の増加と給料の減少対策として夫婦共働きは必須になるはずです。
 
であれば、その両方をケア可能な「テレワーク」というスタイルが、もっともっと積極的に採用されてもいいはずですよね。
 
もし、「現場」でのコミュニケーションが必須でないのであれば、企業ももっと仕組み・制度作りに前向きに取り組んで欲しいものです。
 
がんばれQTNet! がんばれ企業経営者!

フリーランスは(集中力+クラウド)×イノベーションで飛躍を!

私のようなフリーランス稼業の人たちも、「結局、ブラック企業以上にブラックな働き方」という現状を脱して、家庭を大事にできる仕組み作り、仕事のイノベーション、そして集中力アップを図りましょう!
 
クラウドサービスを活用すれば、組織にいるのと同じレベルで協業が可能です。
 
お互いの持ち味、強みを活かし合いながら、それぞれが自分の持ち場で社会に貢献でき、同時に家庭も大事にできたら最高ですね!

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この記事を書いた人

フォーカス・リーディング主宰者

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