よくあるご相談なのですが、
「うちの子、全然○○しないんですよ。
私ががみがみ言って、やっと渋々やる状態。
どうしたらいいんでしょう?」
こんな話、本当に多いんです。
○○ってのは「片付け」だったり「勉強」だったり、いろいろです。
毎回、必ず指摘するんですが、この相談の中で、1つ完全に間違っている部分があるんですよ。
「私ががみがみ言って、やっと渋々やる」んじゃなくって、お母さんががみがみ言うから、子どもは自主的にやらなくなっているんですよ。
卵が先か鶏が先か?── じゃないんです。鶏が先なんですよ。間違いなく。
だって、親のDNAを受け継いで、親が育ててきたんだから!
だから、論点は「どうしたら、子どもが変わるか」ではなく、
「どうしたら、親が子どもに言わずに済ませられるか」であり、
「子どもが自ら動くようになるために、親がどうあるべきか、何をすべきか」なんです。
まずは親が改めること。そこからしか始まりません。
「子どもを動かす」とか「子どもを変える」とか、そういうことは基本的にできないって考えた方がいい。
ある程度の「自我」が育ってからはね。
でも、自分は変えられる。決断、選択するだけで。
まずは、応援するスタンスに変わりましょう。
頭で分かってるんでしょ?
「誉めて伸ばせ」って!
ニュートラルに子どもを見ましょう。
誰かと比較するのでも、自分の中の理想像と比較するのでもなく。
赤ちゃんの頃のように。
言うことを聞かなくても、食べこぼしても、うんちで汚しても、笑顔で応援してましたよね?
そんな中に、些細な変化と成長に喜びを感じて、「よくやったね!」って誉めてましたよね。
誰が変わったんですか? 子ども? やっぱりお母さんですよね。(^^*
その上で、どうしたら子どもの行動を変えられるか考えましょう。
お薦めは「自分で自分のめあてを決めさせる」ことです。
・勉強のめあて
・生活のめあて
・習いごとのめあて
・その他、何かのめあて
4つくらいでOk。
それを大きく紙に書いてトイレの壁とか、食卓の壁とか、毎日みんなが目にするところに貼っておきましょう。
ただし、親も自分の目標を書いて、「家族みんなでがんばろう」っていうスタンスを表明しましょうね!
あとは、親としては「次、何をしたらいいと思う?」って、自分で気づかせるだけ。
あと、寝る前に「どれくらい、ちゃんとやれたか」を自分で記録させること。
記録させたら、ちゃんと誉めること、応援すること、少しだけアドバイスをすること。
このあたり、子ども専用の手帳を持たせてもいいですよね。
(ことのばでは、昔「親子de応援日記」というものを付けてもらってました。)
基本的に大人の手帳術と同じですが、親がどう関わったら良いか、どう工夫させたら楽しく続けられるかってことだけ、工夫しないといけませんね。
このあたり、こちらのムックが、手帳の工夫のポイント、親の関わり方のポイントなどについて、図解・写真入りで分かりやすく解説してくれています。
☆『親子で楽しく!自主性、自立心が育つ! こども手帳術』
※このムック以外にも子どもの手帳に関する本は山ほどありますよ!
なにしろ、子どもに何かをさせたかったら、まずは親が変わること。
どうせ、小学校の高学年、中学生になったら、親が怒鳴ったくらいでやらなくなることは目に見えているんです。
今のうちから、うまいやり方、新しい親子の関わり方を学びましょうよ。(^_^)
叱るのではなく、応援する(7割)+アドバイスする(3割)。
そのためのツールを用意してみる。
子ども自身に「何をやるべきか」と考えさせて、自分で達成させる。
できないことがあれば、それをできるようになりそうなツールやアイディア(あるいは書籍)を提案してみる。
そんなやり方を採用してみましょう!
子どもを叱らずに○○させるには、どうしたらいいんだろう?
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