中学生のやる気と集中力を上げ続けるスケジュール帳活用術

一昨日の記事に書いたように「モチベーションは下がるものだ」という前提はとても重要です。
だから、それを上げ直す仕組みをちゃんと作っておこうってわけで。
 
それと同じくらい重要なことがあります。
 
それは、「やるべき」と分かっていることでも、それを確認するのとしないのとでは、進むペースがまったく違うってこと。
 

  • 毎晩、その日の出来事を反省し、明日への展望を書き留めること。
  • 毎朝、その日の予定を確認し、手順・段取りを確認しておくこと。

たったこれだけの作業が、驚くほど、その日一日の作業効率であるとか、目標への進度を劇的に高めてくれるものなのです。
 
 
私は社会人の方を対象とした目標達成講座とか、目標達成コーチングもおこなっているのですが、そのためにフォーマットを整えたスケジュール帳を活用してもらっています。
 
これは私自身、長年愛用してきて、少しずつ改良を加えてきたオリジナルのもの。

といいながら、今年の春にカバンを買い換えて、A4サイズのバインダーノートを持ち歩けなくなったため、今は使っていないのですが…2017年はこれをA5版にして使う予定です。

 
中学生への指導でも、これは非常に有効です。
 
自分は何をいつまでにやらなければならず、今、どこまで進んでいて、習熟度はどの程度なのか。
そういう現状と、ゴールまでの距離を毎日、毎週確認することで、無駄に過ごす時間が激減します。
 
2年前までは使っていたのですが、今年は忙しくてそれどころではなかったために、活用できていませんでした。
 
しかし、入試まで半年を切り、1分1秒を大事にしなければならない状態になってきましたので、いよいよ来週から活用させてみようと考えています。
 
月に1度の丁寧な面談+週に1度の簡単な面談で、本人に何をどの程度しなければならないのかを、明確に意識させ、集中力を高めさせるのです。
 
ちなみに、フォーマットは以下のとおりです。

A.今月やるべきことを、前月末に確認するためのフォーマット

来月のモチベーションは、今月のうちに作っておく。これが大原則です。
 
「今月」─「今年」─「未来」という具合に3段階の展望を常に意識させるために書かせます。
長期の目標を見直すたびに、やる気って上がりますからね。(^^)
 
これについては、一昨日の記事を参考にしてくださいませ。

[blogcard url=”https://www.kotonoba.jp/learning-tech/how-to-keep-motivation-high/”]

weeklylog-sample-1

B.今月の大ざっぱな学習の進度目標と試験などのイベントを確認させるためのフォーマット

進捗を俯瞰できるように、あえて縦型のカレンダーにしています。
今月、向こう3ヶ月というスパンで計画を確認できますので、中期の視野で「今、何をすべきか」を確認し、計画することが可能です。
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C.「今週の予定と実績」「今日のTo do」を日々意識させるためのフォーマット

毎週末に翌週の学習計画を細かに立てさせます。
学校行事、塾、家庭でに勉強時間を割り振っておき、予定通りに履行できたかどうか毎日夜寝る前に確認させます。
これは毎日、一日の終わりに10分確保し、記録させたい、すごく重要な作業。
 
これを付けることで、自分が何にもたついているのか、どういう時に集中力が下がるのかといったことが分かります。
逆に、人生、この10分をケチることで、驚くほどの時間をロスしちゃうものなんだよって、強く伝えたいものです!
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ということで、参考にしていただければ幸いです!

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この記事を書いた人

フォーカス・リーディング主宰者

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