子どもに勉強をさせたいのなら、こうしよう!

某日、子ども速読講座に体験受講に来てくださった小学生の親子がありました。
 
お母さんいわく「中学生のお姉ちゃんも通わせたかったんだけど、部活があって…」とのこと。
 
「とにかく勉強しないんですよ。ゲームもテレビもスマホもしないのに…」と。
 
実はお姉ちゃん本人も体験講座の後に合流していまして、その話を本人の前にしちゃったもんですから、本人はすっかりご機嫌斜め。(苦笑)
 
ま、お姉ちゃんの勉強のことも、いつでも相談に乗りますよということで、その場は終わりました。

子どもに勉強させたいなら、まず「芽を摘む」のをやめる!

過去の記事でも書きましたが、子どもが親に望むことのナンバーワンは「勉強に口出しをしないこと」なんですよ。(^^;
>>『脱「勉強しなさい!」⇒必要なのは何より○○!』
 

 
口出しする上に、「この子は勉強しないんですよ!」と他人の前で言ってしまうのは、本人のプライドを傷つけますよね。
 
親の期待、応援の気持ちを語ってくださるとよかったわけですよ。
たとえば「あと少し、勉強のやり方を工夫して取り組んめるようになるといいんですけどね。」くらいに。
 
子どものいる場所で、他人に対して子どもをけなすのは止めましょう。
それは子どものやる気の「芽を摘む」だけですよ! ⇒お母様方!

塾に通わせているけど、成績が伸びないんです!

こちらも先日書いたのですが(⇒この記事の後半)、同じことをそのお母様もこぼしていらっしゃいました。
 
「とにかく塾にちゃんと行っているんですが、
 ぜんぜん成績が伸びないんですよ!」
 
私からのアドバイスはひとこと。
「塾を辞めさせましょう」と。
 
すると「じゃ、どこの塾がお勧めですか?」と質問。
 
「まずは、自分で勉強できる状態を作るのが先決ですよ。」というのが、私からのひとまずの答え。
 
今は「勉強」が「ヒトゴト」になってしまっているんです。たぶん。
そして与えられたものを機械的にやるだけになっていて、自分で工夫しようとか、もっと分かるようにやってみようという方向に、気持ちが向いていないんです。
 
まずは自分なりの勉強法を作ること。
どういう勉強に、どんな意味と効果があるのかを実感として理解させましょう。
必要なら、その上で塾を上手に利用するようにしたいところです。

まずは勉強のスタイルを確立させましょう!

まずは勉強のスタイルを確立することを目標にさせるといいですね。

  • 授業の予習として何をするのか?
  • 授業の復習として何をするのか?(宿題と+αの学習)
  • 定期テストを視野にいれた「少し前の範囲の復習」にどう取り組むのか?
  • それらのために、どんな教材を採用するのか?

そういうことを学校の先生や信頼できる指導者と、当の本人と3者で話しながらプランを作ってみてください。
その上で「自分で、やること、やる時間を決める」ように仕向けましょう。
 
あとは親としては「応援」あるのみ。
 
特に中学生のお子さんであれば、中2の2学期までにこの「自分で勉強できる」状態を作っておきましょう。
 
その上で3学期の学年末考査で「どこまで成績を伸ばせるか、このやり方のどこに問題があるか」をはっきりさせます。
 
その反省を踏まえて3年生から万全の体制で学習に向かいましょう。

福岡県の話でいえば、内申点として入試で評価されるのは3年生の成績だけです。
しかも絶対評価ではなく相対評価です。
とにかく3年生の1学期中間考査から「志望校の合格圏に確実に入る」ように目標点を設定しなければなりません。

中学校までは間違いなく親子2人3脚の勉強が必要です。
ただし、親はあくまで「伴走者」であり「応援者」です。
具体的な提案は必要ですが、ダメだしばかりして、子どものやる気の「芽」を摘んでしまわないようにご注意を!

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この記事を書いた人

フォーカス・リーディング主宰者

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