中学3年生が、2学期最初の10日間に必ずやるべきこと

中学3年生にとって、2学期の始まりのこの時期はちょっと特別な意味を持ちます。
多くの子達にとって、とりわけ夏休み前半まで部活に必死に取り組んできた子達にとって。
 
それは、初めて【授業・定期考査】と【受験勉強】の2つに並行して取り組んでいくことになるからです。
 
単純に、今まで部活に当てていた時間を塾に振り替えるだけという子も多いでしょうけど、それだと必ず無理が生じます。最悪なパターンは、訳も分からず塾から投げ渡されるプリントをこなすのに必死になって、自分にとって本当に必要なこととか、学校の授業が疎かになってしまうというやつ。
 
そうならないように、常に【授業・定期考査】と【受験勉強】をどうバランス良く充実させていくか、どう塾を上手に利用するかって考えさせたいものです。

A.11月末までに何をどのレベルまで勉強するか決める

まず、受験勉強として各教科、テキストとして何を使い、どういうスタイルで学習するのか、どういう到達レベルを目指すのかを決めましょう。
 
私のお薦めは、難易度の高過ぎない発展レベルの薄めの問題集を丁寧に解いていくこと。
考え込んだり、解けなかったりした問題があれば、2から3通りこなして、スムーズに正解を導き出せるようにしたいところです。
 
その上で、夏休みの手応えを元に、何曜日にどの教科を何分くらいやるか決めましょう。

B.授業の予習・復習のやり方を考える

もう1つの勉強の柱「授業の予習・復習」のやり方も、同じようにプラン作りをしなければなりません。
 
予習は英語を中心に「必要最小限」、その他の教科は「週末にまとめて復習」が基本です。
しかし当然、以下の事柄も考えておきたいところ。

B-1.授業を十分に吸収できるようにする

十分に吸収するということは、例えば英語であれば「その日のうちに復習・全文暗唱」+「翌日に基本問題」+「週末に1週間分まとめて応用問題」くらいが理想ですね。
数学も、その日の夜に標準問題レベルの問題はこなしておきたいところです。その上で週末に応用問題。
理科・社会は週末ごとに「今週の内容のノート整理」をします。授業のノートを見ずに、別のノートに「思い出しながらまとめる」⇒「思い出せなくなったら、一通り教科書とノートを眺めて再確認」⇒「時間をおいてノート作りに再挑戦」です。
 
これだけやっておけば、中間・期末考査の対策学習の負荷が小さくなります。そして、考査対策学習で復習をたたみかけることになりますので、それがそのまま受験勉強になるので一石二鳥です。

B-2.夏休みにやった勉強法を活かして、反転学習!

夏休みに自力でやれたのであれば、2学期だって同じようにできます。
「まだ習ってないのに?」と思うかも知れませんが、1年生の時の内容なんて、「習ってないのと同じレベル」だったのでは?
 
「分かろう」とするとストレスがたまりますので、「へー、そういうことなんだ」という確認作業に徹します。
分からないところを「あ、これは分からない」と確認し、チェックを入れておく。
分かるところは「あ、そうなのか」と確認して、基本問題などにも挑戦しておく。
 
そういう勉強ができれば、さらに力が高まりますね!

C.学習時間、手応えの記録を付ける

プランを十分に練った上で、後は実践あるのみ。
ただ、その実践が予定(計画)とどう違ってくるのか、あるいはどういう成果に結びつくのかを記録して、後で検証する必要があります。
 
なので、適当なノートに毎日、学習の開始時刻、終了時刻、内容(ページ数)などを記録します。もちろん「夕方16:20スタート、23:10終了」というざっくりしたものではなく、1つ1つの学習について開始・終了時刻と内容を記録しますよ。
 
その時、集中度もA-Eの5段階で記録。
さらに何時に起床して、何時に寝たのか、仮眠は取ったかなども記録できると、自分のリズムを作るのに役立ちます。

D.その他

睡眠時間は7時間取れば十分です。長く寝る必要もありませんし、無理をして夜中まで勉強させる必要もありません。
あくまで3月まで健康的に、確実なペースで取り組んでいけるように配慮したいところですね。
 
あと、家事の分担、家族行事への参加なども、これまでどおりちゃんとさせましょう。
特別扱いはよくありません。
 
 
ということで、記録・検証を通じて、「授業」+「予復習」+「受験勉強」+「家庭生活」のベストミックスを構築させましょう。(^^)
 
受験生のお子さん達にとって、2学期もさらに充実した日々になりますようお祈りしております!

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この記事を書いた人

フォーカス・リーディング主宰者

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