通常、土日は営業しないつもりなのですが、
今日は2名の方(高校3年生と小学4年生)の面談でした。
高校3年生の男子は「英語の模擬試験の偏差値は30台」とのこと。
とりあえず、いつものように学校の教科書を使って、
英語の基本とセットで、予習のやり方を指導して終わり。
とりあえず、1学期の中間考査の後のフォロー学習まで
めんどうをみる約束をしておきました。
といっても、2週間ごとくらいの電話相談だけですけど。
1時間半しか指導していませんが、多分もう大丈夫。
本人にも苦笑しながら言ったんですが、
「あと1年早く相談に来てくれていたら、
多分、普段の勉強も受験勉強も、
まったく違うものになっていたと思うよ。」
というのが正直なところ。
直前になって尻に火が付いてからじゃ、
だいたい手遅れなんですよ。
今回は高校3年生の4月だから、まぁぎりぎりセーフ?
今から2回の定期テストを通じて、自分流の学習法を
確立できれば、何とかなりそうです。
逆に、これが夏休み直前とかだったら完全にアウトでした。
もう1人の相談者は、小学4年生の女の子(の親)。
読書は月に3-4冊くらいのペース。
勉強は好きじゃないし、テストの点数もあまりよくない。
このタイミングでの相談はベストタイミングだと
思うんですよ。実は。
小学校3年生までは、それほどシビアに点数を出すような
テストが多くありません。
勉強内容もそれほど高度でも抽象的でもありませんし。
勉強の基礎を作っている段階だからですね。
4年生からは国算理社すべてにおいて
内容が抽象化、高度化してき始めます。
5年生になると、一気に高度になりますね。
その前の段階で、「勉強大丈夫?」って確認しておくことは
すごく意味のあることだと考えています。
ただ、小学校3年生くらいで勉強に対して苦手意識が
生まれ始めていたとしても、
だからといって、学習塾に行って勉強を教わるのも
ちょっと違うような気がします。
手に入れるべきは、独りで勉強できる力であり、
教科書や資料を読んで理解できる力なんです。
決して、丁寧に咀嚼して教えてもらって、
分からなかったところを分かるようになることが
必要なのではありません。
今回の相談でも、本の読ませ方を丁寧に説明し、
小学校4年生までの間に、語彙力、読解力を
高めておく必要性をお伝えしました。
言葉が豊かで、読解力と思考力が十分に高ければ、
先生の話も、教科書・副読本の内容も
授業を聞くだけ、テキストを読むだけで吸収できます。
この学習の「準備」とでもいうべき力(レディネス)が
備わっていれば、あとは勉強しなきゃ!とかしたい!とか
そういう気持ちが整ったところで、一気に勉強も進み、
成績も伸びるものです。
逆にこれを放置してしまって、中学に入っておたおたしたり、
勉強が嫌いになってしまっていたりすると、
その後のケアが大変になります。
勉強の相談は、常に「ん? ひょっとしてまずい?」と
何となく感じた段階で持ち込むように心がけましょうね。
ことのば、寺田へのご相談は、お気軽にメールからどうぞ。
お近くの方は通りがかったついでにお立ち寄りいただいてもOKです。
保育園から高校3年生までお受けいたします。