英語が苦手な人のための英語学習法まとめ

英語の長文の学習法については、過去に書きました。

これを読んだ方から、単語なども含めてトータルの英語学習法について教えて欲しいというリクエストがありましたので、ざっくりとまとめておきます。

1.単語学習

まず、単語学習の基本から。

  • 単語は単語帳で憶えるべし。
    ⇒すき間時間にスマホの英単語アプリを活用するのはOK。基本は紙に書き込みながら。
  • 1単語につき1つの日本語を覚えられれば、ひとまずよしとすべし。
    ⇒語呂合わせの単語帳などでもOK。まずは「英語と日本語が結びつく」状態を作るのが先決です。
  • 単語を文章とセットで憶えようとするべからず。
    ⇒時間がかかりすぎますし、文章の中で単語を憶えるのは効果が低いことが学術的研究で確かめられています。
  • 遠回りのようでいて、発音とスペルをセットで憶えた方が断然楽。
    フォニックスを最初に学ぶか、音声CDで発音も学びましょう。
  • ひとまずの目標は4000語レベルでOk。
    ⇒それを終えた上で、目指すレベルに応じて増やしましょう。

憶え方は簡単です。
英語を見て日本語を思い浮かべる。それをひたすら反復するだけ。
憶えていたらチェックマークを、憶えていなければ「正」の文字を書いていきます。
思い出すのにかけていい時間は1秒以内。
 
すべてにチェックマークが付いたら、続いて
A.日本語訳を1つに絞らず、代表的なものすべて憶えるようにする。
B.日本語訳から英単語を思い出せるようにする。
という2パターンで記憶作業をしていきましょう。

2.文法・語順学習

単語と同様、単純なパターン練習を通じて憶えていきます。
ここで大事な考え方があります。
 
それは「習うより慣れろ」ということ。
 
最初に5文型。
それが終わったら基本的な例文集。(文法解説付き)
 
ここでのポイントは、英語の語順で日本語訳をしながら、語順のぐながり「英語語順で理解すること」を体でおぼえてしまうことです。

ただし、ある程度憶えられたと思ったら次へ次へと新しいものに進んでいきましょう。
ここで妙にこだわって完全暗唱を目指したとしても、「学んだものが、そのまま定着する」ということはありません。いろいろな材料が頭の中に投げ込まれ、それが少しずつお互いに結びつきあいながら定着していくものだと理解しましょう。
 
なお、中学校レベルの英語ができていない自信があれば、「基本的な例文集」を、中学1,2年レベル⇒中3・高校1,2年レベル⇒大学受験レベルという具合にステップアップしていきましょう。

3.読解力を高める演習

読解力も、基本例文のマスターを通じて、少しずつ手に入れるべき能力です。
中途半端な状態で、むやみに長文読解演習に入ったり、多読に励んでも、文法的な力を高まりませんし、長文を読めるようにもなりません。
 
必ず、2の文型・文法の短文がスムーズに口から出てくるようになってから取り組みましょう。
その取り組み方は冒頭で紹介したこちらの記事を参照してください。

4.まとめ

1-3の3ステップで、Uの学習プロセスの左側を下るイメージです。
1.単語と2.文型・文法は並行しておこなってOKですが、3は1と2が出来てからおこなった方が、断然楽です。
 
英作文も基本は「文型パターン」と「日本語からの言い換えのパターン」をいかにたくさん体に染みこませておくかが勝負。
その上で、Uの右側上昇カーブを少しずつ上がっていけばOk。
 
ということで、「基本作り=入力プロセス」に限定して書いてみました。
これを3ヶ月程度で終わらせて、そこから目指すレベル、力を付けるための応用、実践の「出力プロセス」に取り組んでいってください。

5.お薦め書籍

英語の参考書は無駄に新しいものに手を出そうとせず、高校時代に使ったものに留めましょう。
もし、英語を学ぶ上での基本原理を知りたいとお考えなら、ぜひこちらの本を手にとってみてください。
 
『完全独学!無敵の英語勉強法』(ちくまプリマー新書)

 
英語、英文の構造などを原理のレベルから理解して、リーディング、ライティングなど、「丸暗記の力業で対応!」を抜けだし、考えて問題を解くことが出来るようになりますよ。(^^*
 
 
あなたが何を目指して英語の学習に取り組んでいるか、私には分かりません。
 
が、「英語の基本をマスターする」レベルは、ぜひとも最短コースで駆け抜けていき、「英語を活かす」レベルで、さらなる時間とエネルギーを注いでください。
 
その方が絶対に楽しいし、生産的ですからね!

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