「英語ができる」手応えを手に入れるための60分ワーク

たまたまお2人の方から同じタイミングで「英語の勉強法を教えて欲しい」というリクエストがありましたので、この場で、1つのパターンをご紹介したいと思います。
 
ただ、あくまで勉強法の1つのパターンでしかなく、学習者のレベルや学習に使える時間などによって、アレンジをする必要があります。
 
ちなみに、学習のステップはこちらの記事で紹介した内容そのまんまです。

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ということで、興味がある方はどうぞ。

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0.学習教材を用意する

その学習者にとって簡単すぎず、難しすぎないレベルのものを用意しましょう。
慣れない内は「簡単すぎかも?」というくらいでOKです。
 
今回はサンプル教材として、ことのばの英語教室オリジナルの「3匹の子ぶた」(その1)を用意しました。
レベルは「中学校2年生」くらいですね。

0-1.テキスト(pdfファイル)

Three-little-pigs-1

0-2.音声ファイル(mp3ファイル)

※この音声は初学者向けにチャンク(センスグループ)ごとに若干のポーズを入れています。

※この音声は通常の朗読です。

1.予習段階(Seeingのステージ)

1-1.一通り聞いておく

まずはReadingのページ(3ページ)の英文・日本語訳を眺めながら音声を聴きましょう。
英文にスラッシュが入っていますが、音声ではここに小ポーズが入っていますので、そのタイミングで日本語訳を確認します。

1-2.知らない単語と文法事項のチェック

英文を聞きながら知らない単語があればチェックしておきましょう。
そして1-2ページを使って文型・構文を確認しながら、ゆっくり音読してみましょう。その時、やはり空白の部分でポーズを取り、日本語訳を確認しながら読み上げていきます。

2.徹底音読(Sensingのステージ)

2-1.ストップウォッチでタイムを計測しながら音読

最初は日本語訳を思い浮かべながら、そして文のつながりを意識しながら、ゆっくり丁寧に音読していきます。
目安としては5回。日本語訳が自然と頭に浮かぶようになればOKです。
 
それが終わったら、ストップウォッチでタイムを計測しながら音読します。
本当は一文ずつタイムを計測できるといいのですが、ラップタイムを記録できるアプリなどがなければ、全文を読み上げる時間を測定するだけでもOKです。
目標は超流ちょうに、早口かつノーミスで読み上げる状態です。

2-2.通常の和訳を見ながら英訳

5ページ目の和訳を見ながら英語を書いていきましょう。
英単語のスペルが出てこない場合は「こうかな?」というものを書きましょう。
もし、あるいは英語がまったく出てこない場合は、英語語順の日本語を書いておきます。
 
すべて終わったら正しい英文を確認して修正して(書いて)おきましょう。
その上で、間違えた文だけもう1度やり直します。

3.体当たり出力(Crystalizingのステージ)

3-1.英語語順の和訳を見ながら英語朗読

4ページ目の英語語順の和訳を見ながら、英語を思い出しつつ朗読していきます。
2-1の測定記録と比べて、+5秒以内で読み上げられるようになったら終了です。

3-2.通常の和訳を見ながら英語朗読

今度は5ページの普通の日本語訳を見ながら英語を朗読します。
さすがに3-1ほどのスピードは得られませんが、チャンクごとにあまり時間をかけず(1秒以内に)口から出てくるようになれば合格・終了です。

4.運用テスト(Prototypingのステージ)

何か応用問題を用意できればそれをやってみてください。
そういったものがないなら、通常の和訳の、最初の1語だけを見ながら(それ以降を下敷きなどで隠して)すべてを思い出して流ちょうに口に出せるかチェックしてみてください。

まとめ

たびたび紹介しているUプロセス学習理論に沿ったパターンです。

すごくシンプルですが、ストレスなく英語を暗唱することができるようになります。
 
ちゃんとした英語の語順やリズムといったものを頭と体で覚えていくと、英語への苦手意識を持つことなく学習を各日に進めていくことができます。
 
ぜひお試しください!

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この記事を書いた人

フォーカス・リーディング主宰者

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