小中高校とも卒業式を終え、
在校生もぼちぼち春休みシーズンです。
春休みは、
一部の高校生や受験生を除けば、
宿題もないし、気軽に楽しく過ごせる
貴重な長期休暇。
でも、親としてはそれを微笑ましく
眺めているだけではいけないんですね。
年度が変わるタイミングは、
子どもにとっても、
何か新しいことを始めたり、
今までグダグダになっていたことを
初心に返ってやり直したり…
そんな「心機一転!」の絶好の機会でも
あるんです。
特に「学年が上がる」という事実の前に、
勉強のやり方を考えようという親子の会話が
スムーズにできる数少ない機会。
学年別に、春休みにしておくといいかな、
というポイントを簡単にご紹介します。
1.小学校 新2-4年生
まだあまり勉強ができている、できていないに
こだわる必要がない学年です。
ただ、これまでの勉強への取り組み方を
振り返って見直す作業は必要です。
宿題を「とりあえずやる」というレベルで、
雑にやっつけてしまってなかったか。
漢字は丁寧に書けているか。
計算を雑にやって(ミスして)なかったか。
ノートの使い方(取り方)はどうか。
そういう基本的な姿勢が
4年生以降の学習に大きな影響を
与えますからね。
強いて「これをやろう!」と言うとしたら
読書と日記(作文)、そして漢字ですね。
2.小学校 新5-6年生
小学校4年生から
少しずつ学習内容が高度で
抽象的なものになっていきます。
そして、その分、理解力、計算力が
上がっています。
算数は5年生に上がる前に、
基本的な計算からちゃんとやり直すと
「算数が苦手(嫌い)」という子でも
意外とリカバー可能だったりします。
逆にそれでも計算、漢字に
難があるんだよね…という場合は、
このタイミングで、学校や塾の
先生に相談することをお薦めします。
3.中学校 新1-2年生
中学校の勉強は、それまでの内容を
しっかりと理解しておかないと
新しい学年の内容が分からないように
なっています。
特に英語と数学は。
なので、小学校時代の算数、
中1の数学と英語に関しては、
ある程度、この春休みで弱点補強を
しておきましょう。
ただし、それは何か問題集を、
負荷をかけて必死でやるような、
そんなハードなものである必要はありません。
数学であれば
教科書の「基本問題」「基礎練習」だけを
ピックアップしてやりなおす。
英語であれば、
教科書準拠問題集の
基礎・基本問題集を丁寧にやる。
そのくらいで問題ありません。
問題ありませんといっても、
そこができていないのであれば、
必死でやりましょう!
4.中学校 新3年生
以前の記事で高校受験の準備について
書きました。
[blogcard url=”https://www.kotonoba.jp/blog/prepare-for-hs-entrance-exams/”]
この記事にもあるのですが、
何はともあれ、「これから受験に向かうんだ!」という
モチベーションを上げること、
今の自分に何が欠けているのか、
これまでの勉強で何が足りなかったのか、
そんな現状を正しく認識することが
ここでの最重要課題です。
はっきり言って本格的な受験勉強は
夏休みからでも十分に間に合います。
この春休みにやるべきは
- 目標(進路)の確認(どうして高校に行きたいのかなど)
- 3年生になる上での心構えの確認
- 英語・数学の基礎固め
- 勉強のやり方、時間の使い方の方針決定
といったことだと気楽に考えましょう。
もし学習塾に行っているのに
成績が上がっていないなら、
塾の選び直しも1つの課題になりますね。
[blogcard url=”https://www.kotonoba.jp/blog/second-opinion/”]
というところで、
全学年に共通しているのは、
勉強のやり方の確認、基礎固め、
そして勉強をする意味の確認といった
姿勢作り、モチベーションアップです。
もし、お近くにお住まいでしたら、
ことのばに相談に来てくださっても結構ですよ。(^^*
無料で相談に乗らせていただきます。
ただし、学習指導はいたしません。すみません。