何事でもそうなんですが、立てた計画通りにはなかなか進まないものです。
今、ことのばに通う中学3年生の子も、そんな悩みを抱えています。(抱えていました。)
2学期の始まりに立てた受験勉強の計画の通りに、思ったように進まない!という現実とぶつかったんです。
別に「勉強に時間がかかる」とか「思ったより難しかった」とか、そういう問題ではありません。
そのあたりは、学習の手順、やり方をコントロールしていますので、それほど生じません。
その子の遭遇した問題は、「学校で、想定外のテキストが課題が出され、それを毎週提出しなければならない」というもの。
当初、計画を立てたときに想定していなかったもの。
理想とするプランに、異物が混入してきた!って感じです。
これが大人なら、きっと簡単に解決できるんですよね。
でも、真面目な、人生経験が少ない中学生には大問題になってしまうわけです。
今回は、「想定外のテキスト」を「受験勉強に使うとしたら、どういう使い方、勉強の仕方をしたらいいか?」と考えさせました。
「じゃ、元々やろうと思っていたテキストのどれかと置き換えられない?」
「あ、○○とだいたい同じ内容ですね。
ただ、○○ほど分かりやすくありませんが…。」
「多少、前にやった範囲をやり直すはめになったり、
逆に○○でやってない範囲が、今回の課題に出てこなかったり、
細かな問題はあると思うけど、全体として大きな問題はないよね?
しかも、中間考査対策で反復したら、受験勉強としても手厚くなるし。」
という感じのやりとりが…
結局、新たな問題が発生したときに考えるべきことは、いつもシンプルでして、
- 絶対に避けられないことは何か?
- 今、絶対に外せないこと、目指すゴールは何か?
- 時間が限られている以上、その分、削るとしたら何を削ったら被害が最小限になるか?
- 新たに取り入れるべきものを最大限活用して、その被害を挽回するには、どういうやり方をしたらいいか?
そんなステップで考えればいいわけです。
場合によっては、いろいろ根本的にシフトしたり、組み替えたりといった作業が必要になるかも知れません。
その時でも、「絶対に譲れない(避けられない)ことは何か?」、「最終的に手に入れるべきゴールは何か?」という2つだけを大事にして、肉を切らせて・・・的に挽回策を練るしかありません。
この2つだけを軸にして柔軟に考えれば、大抵のことは何とかなりますね。(^^)
その時「柔軟に」ってのは、場合によっては「ゼロベースで組み替える」とか「完全にやり方をシフトする」とか、そういうことが必要かも知れません。
子ども達にも、受験勉強を通じて、そういう「計画の見直し」の考え方やテクニックを学んでもらいたいものです!
これも一種のサバイバル能力ですね。(^^*♪