いよいよ夏休み終了のカウントダウンが始まりました。
福岡でも県立高校は明日から新学期というところも多いようです。
福岡市立の小中学校は来週月曜日。
夏の終わりの風物詩といいますか、「ばたばたと慌てて宿題を終わらせる」という姿が、ことのばの教室内でも見かけられて、かなり残念な風景でございます。(^-^;
あれほど、土日、お盆で宿題を終わらせろと言い続けたのに…
しかも、「○○新聞づくり」とか「読書感想文」とか、そんな時間のかかるものが手つかずに残っているものなんですよね。
ま、言うてもしゃーない話なので、がんばってこなしていただきましょう。
それはそうとして、2学期ですよ。
授業と受験勉強のバランスをどうとっていくのか、ことのばでのざっくりとしたプランをご紹介します。
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1.受験勉強への取り組み
受験勉強という意味では、この9月から12月中旬までの3.5ヶ月で、中学校3年間の履修内容、標準+発展レベルの問題を一通り終えておかなければなりません。
まだまだ「頭をひねる」時期ではありませんが、基礎の反復入力を越えたレベルの学習が必要です。
標準レベルの問題を丁寧に解きますが、3秒以内に答えが出ない場合は模範解答を確認し、次の問題へ。
そのセクションの全ての問題が終わったら、先ほど解答を確認したままの問題に再チャレンジ。
そんな「ちょっと応用レベルに突入するけど、まだ解き方、考え方の確認+トライアルまで」という学習です。
具体的にいうと・・・
国語
- 古文・漢文の基礎
- 現代文-読解:基本練習続行(テキストのレベルをアップ)
- 現代文-文法:基本レベル問題の完成度アップ
数学
- 基本計算:スピード、精度アップ
- 文章・図形・グラフ問題:標準レベル問題のスムーズな解答力アップ
理科
- 記憶系問題:標準レベルの問題集を反復
- 計算・思考系問題:標準問題を丁寧に解く
社会
- 歴史:問題集を中心に学習+ノート整理も
- 地理:問題集を中心に白地図、資料集を活用
英語
- 単語:機械的に反復トレーニング
- 長文:前に書いたとおり、少しずつ慣れさせる
- その他:3単元のs、過去形など、細かなところに注意させつつ
2.通常授業と定期テスト対策
問題はこちらかも知れませんね。
授業とその復習が完全に受験勉強にならなければなりません。
2-1.予習
授業内容の吸収を「最小のコストで最大化する」のが基本なので「予習はしない」というスタンスで問題ありません。
2-2.復習
基本方針としては、授業+復習で3年生の範囲は完全にマスターさせたいところです。
積み上げていくべき内容の数学、反復回数が求められる英語、まとめてやっても問題ない理社国で取り組ませ方が変わります。
宿題が出るようなら、その宿題もシステムに組入れなければなりませんし、中間考査・期末考査までの期間を見通した進め方が必要です。
可能な限り、国語以外は「ノート作り(まとめ)」+「(学校配布)ワーク」+「受験問題集」の3つを組み合わせて進めていきましょう。
- 英語:授業のたびに「全文暗唱+演習」で完全消化を目指します。
- 国語:試験勉強で一気にケリを付けましょう。
- 数学:授業のたびに宿題+当該範囲の受験テキストで仕上げ。
- 理科・社会:週末ごとに、その週の内容をノートまとめ。
言葉にするとシンプルですし、簡単そうに見えてしまいますが、実際にはその子の実力、先生の授業との相性などいろいろな要素がからみますので、定期的な進度チェックによる学習マネジメントが必要ですね。
2-3.指導者の側に求められるもの
塾や先生のスタンスによるとは思いますが、2学期にどういう学習が必要で、何をどのレベルまでやる必要があるのかを、生徒さんに提示しなければなりませんね。
先生やシステムに依存させるのではなく、自分の頭で考え、不安を払拭しながら前進できるように、最大限支援したいところです。
ことのばでも、ただテキストや取り組み方を一方的に与えて「マシンのようにひたすらこなす」ような状態にならないよう、工夫していきたいと思います。(^^)