子どもの「おちつき」と「ダシ」の関係

うちの息子が通う保育園は、一歳児からとっても落ち着いていることで、他の保育園や教育者を驚かせます。

一歳児でもかみついたり、乱暴にふるまったりしません。
年長さんともなれば、実に落ち着いたものです。

これまで、「それは食育のおかげだろう」と、経験的に語られてきました。
様々な、画期的取り組みをしている保育園の先生方が「うちの保育園と違うところがあるとしたら、やはり食育しか思いつかない」と異口同音に語ります。

それに対する科学的な見地からの説明が見えてきたようです。

去る2015年6月3日の西日本新聞朝刊、生活面「お茶の間学」の記事に、味の素イノベーション研究所の研究が紹介されています。

それによると、ネズミを使った実験で、ダシを長期間与えたネズミは攻撃性が低下し、不安を抑える力も強くなったとのこと。

これについて、主席研究員近藤高史氏がこう解説しています。

「かつおだしが攻撃性を低下させ、不安を抑制したと推測される。根底には満足感や心の落ち着きがあるとみられる。」

もちろん、あくまで相関関係がはっきりしたというレベルの仮説に過ぎません。
ですが、これまで体感的、経験的に分かっていたことが、こうして科学的実験によってその原理が解明され、「やはり間違いなかった」と証明されていくことは素晴らしいことです。

やっぱ、和食サイコー!ですよ。(^^*

「カルシウムが不足すると落ち着きがなくなる」ということを、私たちはすでに知っています。

さらに「かつおだしのお味噌汁や料理を常食すると、落ち着きある子が育つ」という知恵が加わりました。

ちょっとした手間で子どもが落ち着くのであれば、採用しない手はありませんよね!
明日からの食卓に、ぜひ丁寧に時間をかけて取ったおだしのおいしい味噌汁を添えましょう♪

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フォーカス・リーディング主宰者

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