文章を書くときに、魚釣りレベルの配慮ができない件

ビジネス文章の添削をさせていただくことがあります。
 
医学関係の論文の添削、
ビジネス系メルマガの添削、
あるいは出版前の書籍原稿の添削や
場合によっては、そのリライト、ゴーストライティングを
依頼されることも。 
 
依頼されるということは、
文章に問題があるってことなんです。
 
基本的には。
 
それで、よろしくない文章というものを
山ほどみる機会に恵まれて来ました。
 
その中で強く思ってきたことなのですが・・・
 
伝わらない文章を書いてしまう人が
陥りがちなこと、というか忘れがちなこと。
 
それは文章を書くというのが、
コミュニケーションだということを
完全に忘れてしまう
ってこと。
 
誰も読んでくれなさそうな、
つまらない独り言になってしまうんですよ。
 
パソコンに向かって文章を書いていると、
ついつい、いろいろ頭を悩ませてしまい、
自分のこと、自分の想いばっかりが
膨らんでしまうんですね。
 
 
本当は誰かに伝えたい想いがあるのに、
自分勝手で独りよがりな妄想に溺れて…
 
なんか典型的なコミュ障のモテナイ人みたい…((((;゜Д゜)))))))
 
 
随分前のことなんですが、
ブログの文章のことを相談してきた
知人がおりまして。
 
その人は釣りのネタを時々書いていたんですよ。
 
それで聞いてみたんです。
 
「釣りの仕掛けってどうやって作るの?」
みたいな話。
 
そしたら、こんな話が出てくるわけです…
 

  • 釣りをする場所によって、何が釣れるか決まるけど、その中で釣る魚を決めるんだよね。
  • そしたら、その魚の習性とか生態を調べるわけ。
  • どこに行ったら釣れるか、タナ(魚のいる深さ)はどれくらいか。
  • 餌もそうだけど、釣り針も魚の口の大きさに合わせて。
  • 潮によっても変わるからね。大潮を狙わないとね。

てな感じで。
 
魚の気を引きたければ、
ターゲットを明確にして、
その魚のことを徹底的に調べて
その魚が寄ってきて、食いついてくれるように
最大限の工夫をするわけです。
 
で?
 
なんで、人間を相手にすると、
それができなくなるんでしょう?
 
文章を魚釣りで喩えるなんてケシカランなんて
ツッコミはこの際なしってことで。
 
文章による発信は、
顔の見えない相手とのコミュニケーション。
 
魚なんて比べものにならないくらい
繊細な感性をお持ちの方ですよ。
 
ネットの向こう、チラシの向こうにいるのは!
 
そこを忘れないで、
リアルな誰か、固有名と顔を持った個人を
思い浮かべながら、その人に好意を持って
反応してもらえるような言葉ってのを、
選んでみませんかね?
 
むかーし、ソクラテスという哲学者が、
「大工に伝わる話をしたかったら、
 大工が使う言葉を使って語れ」

ってなことを言ったらしいですね。
 
そんな配慮も大切ですよね!
 
伝わる文章を書くってのは、
まず、そこからなんです。
 
そして、それをとことんつきつめていければ、
それは絶対に読んでもらえるし、
反応してもらえる文章になるんです。
 
間違いありません。
はい。

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