速読の前段階⇒読解力アップ基礎の基礎的トレーニング

速読講座の重要な基礎トレーニングとして、「分けてつなぐトレーニング」という日本語文法トレーニングに取り組ませています。
 
主語と述語、修飾語と被修飾語のような、文節の係りと受けを的確かつスピーディーに処理出来る力を身につけさせるためです。
 
小学校4年生以上を対象にしていますので、「文節に分ける」とか「主語と述語を抽出する」とか「述語の型を判断する」とか、そんなことができているという前提で教材を作成しています。
 
いや「作成していました」ですね。
 
 
どんな教材でもそうなのですが、「このくらいの学力の子どもが対象」という感じでターゲットを設定して製作します。
 
しかし、同じ学年だから同じ学力なんてことはないわけでして、もっともっと基本をちゃんとやらないといけない子どもも当然います。
 
例えば、「述語の型」を答えさせる問題では、日本語の文を次の4文型に整理させます。

  • (I)何(主語)が、何(名詞)だ。
  • (II)何が、どんなだ(形容詞・形容動詞)。
  • (III)何が、どうする/どうなる(動作)。
  • (VI)何が、いる/ある(存在)。

「私は中学生だ」という文なら(I)、「あの花は美しい」という文なら(II)という具合。
 
特に難しい話ではありません。
 
出来る人にとっては、ですね。
 
でも、小学校4年生、5年生でも、まったく本を読んだことがない子どもにとって、これは判断がつかないものなんですよ。
 
指導してみて分かりましたが。(^^;
 
国語の授業を理解できている生徒なら「名詞」とか「動詞」とかいう品詞による説明で解決するのですが、それが語彙として入っていない子どもであれば名詞を「ものの名前」、形容詞を「様子を表す言葉」という具合に言い換える必要があります。
 
でも、その「ものの名前」という表現では、例えば「中学生」とか「美しさ」といった言葉がそれに該当することが分からないんですね。
「動作」というと「広がる」とか「落ちる」というような状態の変化を示す自動詞に対して「???」となります。
 
 
これは言葉の体験が少ないからしゃーないと考えるべきなのだろうと考えています。
 
だったら、そういう述語のいろいろなパターンを入れちゃえ!というワークが必要になるわけでして。
Uプロセスで考えると、「入力の徹底反復」です。
 
どのくらいやったら、十分な量になるかは不明ですが、とりあえず「こんな述語があるんだよ」というのを体験させるしかありませんね。
 
そういうわけで、こんなワークを作りました。単純に、文節に切りながら、(I)の述語のレパートリー、(II)の・・・という具合に、例に触れさせるのです。
 

新たに作ったワーク

 
まぁ、あまりこういう基礎的なワークを増やしすぎると、「おもしろくない!」という負担感が増してしまいそうなので、それ以外のワークとどう織り交ぜながら取り組ませるのか考えなければならなさそうです。
 
やはり何事も一朝一夕には完成しないものですね。
 
引き続き子ども達と丁寧に関わりながら、何をどう指導しなければならないか探っていこうと思います。

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