「国語指導ってどうしたらいい?」と悩む指導者は、まずこれをやろう!

よく相談されるのですが、「国語って勉強のさせ方が分からない」という方、多いんですよ。
 
「とにかく読解問題に数多く当たらせて、少しずつ力を付けさせる」というような、効果不明の力業で指導なさっている先生方も多いようで…。
 
 
本当は、国語って短期間でもそれなりにレベルアップが可能です。もちろん、根本的には読書経験値の積み上げにかかってはいるのですが。
これについては以前、「比較的短期間で国語力をアップさせるために」というテーマで、記事を書いたことがあります。

実際、今も中学3年生にこのやり方で指導しています。
 
具体的な取り組ませ方はこんな感じ。

  • 使うのは市販の読解力をテーマとした問題集。
    ちなみに、現在、指導に使っている問題集はこちら。
    『中学国語 読解トレーニング 基礎編』
  • 課題文をまず2回、音読する。
  • 3回目には指示語を○で囲み、接続詞には傍線を引く。
  • さらに2回、音読する。当然、書き込みをした言葉は意識に残りやすいため、文章のつながりを意識しながら音読することになる。
  • 5回終えたところで初めて設問に取り組む。

国語が苦手…という生徒でも、これだけ丁寧に読めば、設問をさくさくっと解き、正解できるものです。
 
今まで丁寧に読んでこなかっただけって事ですね!(笑)
 
当然、読解の問題集ですので、「指示語」「内容一致」「理由説明」などのテーマが設定され、受験向けの読解テクニックも学べます。
 
うちのような読書・速読教室をやっている場合には、もっと「長文読解」にフォーカスした『論理エンジン』のようなテキストの方が適しているとも言えるのですが、一般的な読解力養成の場合は、この(↑)テキストがいいかなと思って選書しました。
(現在指導している中学3年生は速読講座を受講していません。)
 

 
「今、すでに持っている読書力」を前提として、短期間でとなると、これがもっともシンプルなやり方です。
 
ただ、ある程度の長期間にわたって指導する場合には、読解のセンスと問題解答のセンスをセットで磨いていけるような指導技術をメソッドとして学ぶ必要があります。
単に「数をこなさせる」だけよりも、もっとセンスが磨かれるような読み方を手に入れさせた方が断然いいに決まっていますからね。
 
そういう場合、単に「指示語と接続詞」というようなパターン化した書き込みではなく、もっと読解ポイントに応じて線を引かせた方が断然効果的です。
 
その指導書としてお薦めなのが、こちらの書籍。
『国語が得意科目になる「印つけ」読解法』

 
基本的に「受験の国語」をターゲットとした学習指導メソッドなのですが、国語を専門としない塾の先生やご家庭の保護者の方々が国語指導をしようと思った時に、この指導法を知っておくことは大いにメリットがあるはずです。
何しろ、指導者は「こういうところに線を引いてご覧」と、方向性の指示を出すだけで、子どもが勝手に学んでくれるわけですから。
 
 
線を能動的に引いていくということは、学習の中でフォーカスが定まるということ。
 
そして、フォーカスを明確にして丁寧に文章を読む練習をすると、漫然と読むのと比べて、学習効果が非常に高くなるものなのです。
 
指導者にとって一番つかみどころがない「国語指導」が、「線の引かせ方」という具体的なメソッドとして学べるというのはありがたいですね。
 
ぜひ参考にしてみてください!

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