勉強がんばったのに、成績が伸びてない…のはナゼ?

学習法・学習指導

ようやく学年末考査が終わりつつあります。
 
ことのばに通う子たちも、その大半が考査を終えて、
ほっと一息ついているところです。
 
ただ、すごくがんばったのに成績が上がっていない子もいます。
 
なぜか学年の平均点が40点とか50点とか、
ありえないレベルで試験の難易度が上がっている学校もありました。
 
そういう外的要因で振るわなかった子を除いて、
「がんばったのに成績が上がらなかった」子は、
いったい何が問題だったのか、指導者たる私自身の反省をしながら、
その原因を探りたいと思います。

がんばったのに点数が伸びなかった、問題の根本を確認する

数字だけを見ると症状として同じに見えても、実際の所、様々な問題が潜んでいるものです。
そこをしっかり見極めて、適切な対策を打ちたいところです。

1.【総合】基礎的な読解力・読書力が欠けている

【症状】英語・国語全般、数学の文章題、理科・社会の文章での解答を求められる問題が苦手。

一人で「分からない」を解消できない場合、というよりむしろ、自分で「分かっていないことが分かっていない」場合も、これ。
学ぶ力の根幹ができていないため、一人で学ぶことが(誰かに教えてもらったとしても同じですが…)、単純な作業になってしまっているパターンです。

読解力・読書力不足への対策

成果が上がらなかろうが、作業になっていようが、ともかく一人黙々と勉強する時間を大事にさせます。
それと並行して、次のような作業をさせていく必要があります。

  • 言葉の係りと受け、修飾・被修飾などの関係を整理する言語トレーニング
  • あまり長くない文章を読み、設問に答えるタイプの読解問題集(下記)
  • ちょっと歯ごたえのある本の読書
読解問題集についてはこちらの解説をどうぞ…

2.【数学】基本となる式の計算、移項などがスムーズにできていない

【症状】問題を解くのに時間がかかり、時間切れになる。あるいは、余裕を持って解けない。

意外と見逃されがちなのですが、関数の問題が苦手…と思ったら、そもそも文字式の操作が苦手だったとか、小学校レベルの計算がよくできなかったりといったことがあります。

計算・移項など数学の基本ができていない場合の対策

これは「分かる・分からない」ではなく「できる・できない」の話であって、根本的には「どれだけ量をこなしたか」の問題です。
なので、やることは超シンプル。

  • 公文などが出している基礎計算問題集
  • 計算問題・文字式問題に特化した問題集
  • 場合によっては小学校の計算ドリル
ポイント!

こまめに答え合わせをして、雑になったり、間違ったまま進んでしまったりしないようにします。
最終的に「スムーズに解けて、間違わない」という状態になれば完了です。

3.【英語】主語+動詞、前置詞など基本となる語順・語法が使いこなせていない

【症状】ワークそのままの問題はできるが、ちょっとひねられると分からない。

英語が苦手という場合、だいたいここが欠けています。
あるいは「そこそこできる」のに、どれだけ努力しても80点を超えない…という場合にも、これを疑ってみるべきでしょう。

英語の基本となる語順・語法を使いこなせない場合の対策

そもそもの言語センスに欠けている場合は、一番上の「読書力・読解力」を鍛えなければなりません。
しかし、英語だけ悪い、イマイチ伸びないという場合には、以下のトレーニングがお勧めです。

  • いわゆるスラッシュリーディングを活用した当該学年(あるいは下の学年)の教科書の完全暗唱
  • 文法事項を基礎からやり直せる問題集

教科書の丸暗記は重要です。ただし、和文を見てスムーズに英語が出てくるレベルを目指しましょう。
その上で文法問題集で単純に暗記したものを整理してやります。
 
なお、別の問題ではありますが、英単語を憶えるのに苦労しているようでは、英語の語法・語順に気が回りませんし、そもそも点数が取れません。
発音とつづりの関係をマスターするフォニックス学習も必要になりそうです。

4.【総合】勉強のやり方の手際が悪い

【症状】精度が上がらず、テスト本番でも学習途中と同じ間違いが残っている。

上記の問題もチェックし、対策しなければなりませんが、がんばっているのに、思ったように点数に結びついていないとしたら「やり方が悪い」ことも疑ってかかる必要があります。

がんばってるわりに、点数が伸びない場合の対策

この問題については、いくつかの記事ですでに書いていますので、そちらをどうぞ…


手を動かさずに、ぼーっと問題を眺めていたり、何度も繰り返して紙に書いたりといった、効果の上がらない「勉強した気分」を排除していかなければなりませんね。

5.【総合】勉強のツメが甘い

【症状】ワーク等を反復し、すべて解けるようになったはずなのに本番ではいまいち点にならない。

最終的に「間違いなく、スムーズに解ける」ことが学習のゴールです。
問題演習に入って、一発で解けなかった問題が多かった場合、それを何度も繰り返し、スムーズに解けるようにします。
しかし、それですべての問題を解けるようになったとしても、新しい問題が解けるかどうかは別問題です。

詰めの甘さを払拭するための対策

ワークや問題集を3〜4回繰り返すことで解法をマスターすることは重要ですが、その後さらに、問題集を換えてスムーズに正答できることを確認します。その段階で、ミス、停滞が生まれる問題があれば、そこを丁寧にやり直します。
 
こちらの記事も参考にどうぞ。

春休みを最大限に活用しよう!

学年末考査が終わってから、新しい学年の授業が始まるまでの期間は、定期テストで積み残してきた課題をやり直すいいタイミングです。
限られた時間の中で最大の成果を上げるために、上記のうちどこを重点的にやるべきか考えておきましょう。
 
そしてできるなら、こういった勉強を、「教えてもらってやる」のではなく、「ひたすら自分の力でなんとかする」ように仕向けたいところです。
長い目で見て「独力で苦手を発見し、テキストだけを頼りに克服する」力を育んでいければいいですね。(^^)

ことのば・春期特別講習のご案内

上記のような観点から、ことのばでは春期特別講習をおこないます。
期間は正式申し込みから1学期の始業式の前日まで。
 
お子さんが、塾に行ってるのに成績がいまいち伸びないという場合は、ぜひ早いタイミングでご相談ください。(^^)

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