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よくある勉強法として、同じ範囲、同じパターンの類題をたたみかけて取り組ませることがあります。
市販の問題集でも、大半は「解説」⇒「基本問題」⇒「標準問題」⇒「応用問題」とたたみかけることで、確実な理解と定着を目指すスタイルを採用しています。
 
ことのばでは、そういう市販のテキストを、ちょっと違うやり方で取り組ませます。
「解説+基本」で全範囲をやる。次に「標準問題」で全範囲。さらに「応用問題」で全範囲という具合に、どんどん新しい範囲に取り組ませるようにするんですね。
 
特に何か確信があったわけではないのですが、「学習は、負荷が大きい方が効果が高い」という大前提があり、そのような方法を採用していました。
 
 
これについて、ちょっと古いのですが、「数学の問題に取り組むなら、たたみかけてやるより、違うやつをやった方がいいよ」という論文を見つけましたので、ご紹介します。
 
論文本体(PDF)はこちらです。⇒論文リンク(2007年4月)
 
18pにも及ぶ英語の論文でして、私のロースペックな英語力を駆使すると、どこを紹介したらいいか途方に暮れてしまいそうなので、ざくっとAbstractから引用しつつご紹介します。

まず、論文のタイトル。

The shuffling of mathematics problems improves learning
■寺田のてきとー訳
数学の問題をランダムにやらせると学びの質が上がるよ

ポイントだけ紹介しますと、こんな感じ。

college students learned to solve one kind of problem, and subsequent practice problems were either massed in a single session (as in the standard format) or spaced across multiple sessions (as in the shuffled format). When tested 1 week later, performance was much greater after spaced practice.
■寺田のてきとー訳
大学生にある問題の解き方を学ばせました。それに続く演習問題は、一度のセッションでどかんとやるか、複数のセッションにまたがって時間を空けてやるか、いずれかとなっています。1週間後にテストしたところ、時間をあけて演習をやった方が非常に素晴らしい結果が出ています。

もう1つの実験が。

students first learned to solve multiple types of problems, and practice problems were either blocked by type (as in the standard format) or randomly mixed (as in the shuffled format). When tested 1 week later, performance was vastly superior after mixed practice.
■寺田のてきとー訳
学生はまず、様々なタイプの問題の解き方を学んだ。そして演習問題はタイプ別にまとまったものと、適当に混ぜられたものとがありました。1週間後にテストをしてみたら、まぜこぜの演習をした方が断然いい結果だったのです。

 
そういえば、バスケットボールなどのスポーツでも、同じ球種、コース、距離で練習するよりも、様々なバリエーションで練習させた方が、高い成果につながるという実験結果も出ています。
 
ただし、ころころ変えていくのではなく、慣れてきた頃に変える、というのがミソ。
 
完全に同じものでなくても、似たパターンが続くと、脳が楽をしてしまうのかも知れませんね!

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