孵化を急ぐな!「模試の結果は?」という声に負けちゃだめなんだ!

ことのばに来ている中学生達に、8月末に受験させた模擬試験の結果が戻ってきました。
 
「1学期の模試と点数が変わってません」というお母様方からの声を複数頂戴しまして…(汗)
 
ですので、笑顔でお答えしました。
 
「はい。そんなもんです。」
 
と。
 
 
雛が卵からかえるまでの間、
 
「まだ生まれないのか、変わらねぇなー」
 
なんて嘆いても仕方がありません。
 
それとおんなじです。
 
むしろ、そこで点数を取らせるようなテクニカルな指導をする方が、長い目で見たときに残念な結果に終わることが目に見えています。
 
夏休みは、8ヶ月に及ぶ長期ロードの「第一歩」に過ぎません。
 
まだ全体を俯瞰しただけ。勉強法を学び、その手応えを実感しながら、「体験した」だけ。
 
出力の時期ではありません。
出力のプロセスを経ていない学習内容は、テストで「力」として出てきません。
 
まだ、ひよこになってない。
まだ細胞分裂の初期段階。
 
 
これが定期テストの指導だと別です。
 
短期間で点数につながるような勉強をさせますから。
 
それは「今の実力の最大限を引き出す」ような方法です。
試験範囲も狭いし、出題のパターンも読めますので、テクニカルにやります。
 
 
なので、中学生ら本人たちには言ってます。
 
「点数はどうでもいい。
 ただ、手応えとして、何が分かっていて、
 あと何を手に入れたらこの問題が解けるのか、そこをつかめ」
 
って。
 
とはいえ、まぁドキドキはするんですけどね。指導者としても。(^^;
 
「少しくらい上がってくれてたらいいなぁ」って思ってます。
 
ただ、そこで悪魔の誘惑に負ける気はありません。
 
模試はテストじゃない。
通過点としてフィードバックを手に入れる機会なんだ。

 
殻をやるぶのは、「機が熟して」からでいいんだよ。
 
全国の中学生諸君。
それをお忘れなくね。

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フォーカス・リーディング主宰者

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