定期考査対策1.5時間×3回の指導で上がった成果、見えた課題

福岡市内の中学校の期末考査が終わり、
ぼちぼち答案が返却されています。
 
今回、たった4人ですが、試験勉強の指導をしました。
その結果がぼちぼち戻ってきているので、そのレポートを。

1.指導時間は?

指導時間はそれぞれ1回につき1.5時間。
それを3回のみ。
あくまで「勉強のやり方」を指導するだけなので、
ある意味で、これで十分。

2.指導内容は?

英語についてはオリジナル教材を用意しました。

ちなみにオリジナル教材というのは、
こちらを中学校の教科書に合うようにアレンジしたもの。(私の著書ですよ!)
英会話音読練習帳
英会話音読練習帳

 
それ以外の教科は「教科書+ワーク」。
 
そららの教材をどう使いこなすか?ということで、
1.学習の手順の解説(試験期間までの進行)
 英語学習進行表 暗記教科学習進行表
 ※クリックすると拡大表示します。
2.各教科の具体的な学習法(初回のみ)
 ※実際に各教科、少しずつやらせてみて、やり方をアドバイス
3.(2回目以降)それまでの学習の進捗の確認
 ※学習してみての疑問や悩みの相談も
4.再度、実際に学習をさせながら、やり方の修正・アドバイス
5.説教もしくはモチベーションアップのためのお話

3.指導の結果は?

  • 初めて定期考査を受ける中1女子:平均70点少々
  • 1年次は350-400をさまよっていた中2男子:460点オーバー
  • 2年次まで350くらいをさまよっていた中3男子:410点オーバー
  • あと一人は今晩その結果が…

4.反省など

4-1.中1女子の成績について

中学1年生の女の子は、相当、家で頑張っていたようですが、
結果がふるわず意気消沈状態とのこと。
 
どうやら、普通の子と学習法を変えてやらないと
「やった分、成果が上がる」とはならないようです。
 
「正しいやり方でがんばっているのに成果が出ない」場合、
その人の最適な学習パターンを見つけ出してやる必要があります。
 
今回のような短時間の指導では問題点が分かりません。
申し訳ない。
 
そこで、夏休み中、何回か学習指導をしながら、
その子にあった学習パターンを探すことにしました。

4-2.中2男子の成績について

460点オーバーは素直に喜ぶべきなのですが、
その中身が「国82・数98・社96・理95・英91」という状態で、
英語と国語に課題が残っています。
 
英語は満点取れてもいい得意教科。
落とした9点分が、どういう不注意なのか学習法も問題なのか
しっかり探らなければなりません。
 
国語は、まぁこれまでも40-50点台、よくて70点台前半でしたから、
飛躍的に伸びているのですが、あと10点取れたはず、とも思えます。
そこのケアができれば苦手科目の克服の仕方が分かりますからね。

中3男子の成績について

本当は試験の3週間前から指導をスタートするのが理想なのに
体育祭があったり、時間がうまく取れなかったりで、
2週間少々しかありませんでした。
 
しかも、試験の4日前が部活動の試合だったため、
「部活の試験休み」が3日間しかないという悪条件。
 
それにしてはがんばったかな、というところ。
 
ただ、3年生は内申点アップのチャンスがあと2回しかありません。
次回は1ヶ月前からスタートして、全教科95点以上を
目指さなければ!

5.今後の展望

「誰がやっても間違いなく成果が上がる必勝パターン」は
ほぼ完成しています。
 
残るは次に挙げる3つのメソッド化です。

5-1.個別の学習課題に応じたアレンジ、教材選定をメソッド化する

中1女子の例に見られるような、
「量」が「成果」につながらない生徒の
学習課題を的確に判断し、適切な方法、教材を
提案できるようにしなければなりません。

5-2.次回の確実な飛躍につなぐ「見直し」のメソッド化

最初の考査は、ある意味で
「課題の洗い出し」のフィードバック機会です。
 
そこから確実に飛躍する「見直し」のメソッド化を
完成させる必要がありますね。
(まぁ、だいたいできているんですが!)

[blogcard url=”https://www.kotonoba.jp/learning-tech/to-do-after-examination/”]

5-3.日常の授業に対する予復習システムの確立

試験1ヶ月前から学習をスタートするということは、
実際のところ、多くの場合、前の考査が終わったらすぐに開始!
という状態です。
 
ということは、「試験をにらんだ予習・復習のあり方」を
メソッド化しておかないと、無理が出てきます。
 
そこをどうするか、ですね。
ここははっきり言って、これまで考えたことがなかったので
今から早速、考えていきます。

6.その他(決意表明的な何か)

いろいろ考えていたら、やっぱり自分で塾をちゃんと
やる必要がありそうですね。(^^;
 
今から1ヶ月かけてメソッド確立をおこないながら、
受講生の募集をかけてみようかしら?
(そのチラシを作る暇がないんですが。)

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この記事を書いた人

フォーカス・リーディング主宰者

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