「学習メタスキル」を養う!子ども速読講座メニュー

教室が出来上がったのが4月の上旬。
 
ようやくチラシをまいて本格的に教室をスタートしようと思い立ったのが7月末。
 
子ども速読講座もお陰様で10名に達し、いったん「満席」(募集停止)となりました。
 
ビジネス的にはもっと大勢を効率よくレッスンできるといいのですが、「子どもの学力の基礎を作る」というのが、この講座のコンセプトなので、そこはまだ目指しません。
 
ゆくゆくは、システマティックに「自学自習支援」という形を目指したいところではありますが。

1.ことのば流子ども速読講座で目指すもの

この子ども速読講座が目指すのは「読書をもっと快適に楽しめる力を付ける」こと。ただし、ただ「楽しめる」だけではなく、それを通じて、学力の基礎として、情報を的確にとらえる読書力を養うことを目指します。
 
その「読書力」というのは、こういう3つの要素を含んでいます。

  • 1.言葉のつながりを分析的にとらえるミクロ視点の読解力。
  • 2.大きなストーリー展開を把握するマクロ視点の読解力。
  • 3.根拠をもって自分の意見や感想を語ることができるコメント力。

さらに、広く「学力」を養うという視点から、次のような2つの力も講座の中で並行して養っていきたいと考えています。

  • 4.先生の話など、人の話を集中して聞き取り、適切に処理し、メモする力
  • 5.論理的な文章を書く力

ですので、これはこれで講座の中にトレーニングメニューとして用意しています。

2.実際の速読トレーニングメニュー

上記、「読書力」と「学力」の基礎を養うために、次のようなメニューを用意しています。

A.初期3-5ヶ月のトレーニングメニュー

今、子ども速読講座は週に90分(もしくは50分×2コマ)を標準としており、最初の3ヶ月は50分間を一斉指導、40分間を個別指導としています。
 
一斉指導でおこなうのは次のトレーニング。

  • A-1.集中力アップトレーニング
  • A-2.アイボールトレーニング(目を上手に使うトレーニング)
  • A-3.ページ見わたしトレーニング(文字を読むストレスを取り除くトレーニング)
  • A-4.読書(速読)トレーニング

個別指導でおこなうのはこちら。

  • A-5.日本語文法トレーニング(言語トレーニング)
  • A-6.視野拡大トレーニング ※パソコン利用
  • A-7.聞き取りメモトレーニング

B.速読トレーニングに慣れてきてからのメニュー

3(-5)ヶ月を過ぎると、90分間をほぼ個人トレーニング(個別対応)に切り替えていきます。
そこからのメニューがこちら。すべてパソコンの専用ソフトを使って個人でおこないます。
私はちょいちょいと声をかけるだけ。
 
まずこちらが50分間の基本メニュー。

  • B-1.集中力アップトレーニング
  • B-2.アイボールトレーニング
  • B-3.視野拡大トレーニング
  • B-4.ページ見わたしトレーニング
      +読書(速読)トレーニング

さらに+40(or 50)分のトレーニングがこちら。

  • B-5.読解トレーニング(論理エンジン)
  • B-6.聞き取りメモトレーニング
  • B-7.記憶力アップトレーニング
  • B-8.論理的文章(作文)トレーニング

ただ、個人差が大きく、必ずしもこのパターンでいかないことも多く、少しずつ成長を見ながらメニューを変えていっています。
 
特に小学校4年生というのは、読書力、漢字力、文章力、書く力(文字を書く力、文章を書く力)どれをとっても差がとても大きいものです。
 
指導者側も、受ける側も、成果を焦らずコツコツと経験と成果を積み上げていきたいものです。

3.日常の読書について

3-1.読書のペース

何より大事にしているのは、日常の(家庭での)読書です。
基本的に「週に1冊」を目標にして、書籍を貸し出し、読むよう応援しています。
 
ただ、家庭での取り組みについてはこちらで強制できるものではありませんので、どれくらいのペースで本を読めるかは「家庭次第」です。
 
昨年の4年生は、ほぼ全員が週1冊ペースで読んでいましたが、今年の4年生は、ほぼ全員が2-3週に1冊ペースです。(一人だけ週3-4冊ペースで読んでますが…)
 
この「読書を支援する仕組み」を整えるのが、今の課題といえば課題なのですが、あまりカチッとしすぎるとストレスを与えてしまいかねませんからね。
あくまで、親御さんに「どう本を読ませるか」というアドバイスをしながら、ペースアップを目指しています。

3-2.読書の記録について

「本を読んだらシールを貼る」こと、「読んだ本については概要と感想を記録する」ことをルールとしています。
ただし、週2冊以上読む子については、記録は「週1冊分」としています。そうしないと、面倒くさくなりますからね。
 
9ヶ月以上経過したら、200文字以上の作文という形で「読書感想文」に取り組ませていきます。

4.ことのば・子ども速読講座の受講について

現在、福岡市早良区高取の「ことのば」でのみ開講していますが、この秋から福岡市内の2-3の学習塾でも少しずつ指導を開始していただく予定です。
来年の春頃には、大分、岡山などでも開講してもらえるのではないかと思います。
 
興味をお持ちいただけるようでしたら、気楽にご相談ください。
 

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