速読で子どもがどう変わるのか?

子どもの速読に興味津々だというお母さんから質問をいただきました。

「速読を身につけると、どんなメリットがあるんでしょうか。
頭の回転が速くなることで、成績が上がるという話は
聞いたことがあるのですが、どうなのでしょうか?」

そんな話でした。

速読で頭の回転がよくなるのか?

結論からいうと、そんなことはありません。
 
速読の大イベントを主催している速読FC本部からは「どうして速読をマスターしたはずの子どもの成績が上がらないのでしょうか?」と質問を受けました。
 
そのFCの加盟教室の先生からは「速読をマスターした子どもの成績が落ちているのだが、なぜでしょうか?」という相談もいただきました。
 
速読をマスターしたら頭の回転が速くなるというのは、速読を売りたい人たちが作り出した幻想に過ぎません。
 
むしろ逆なんですよ
 
基本的な読解トレーニングを徹底的におこない、文章の流れを決める接続詞を自由に使いこなせるようになり、文と文、言葉と言葉のつながりをイメージにすることができるようになることが、速読の大前提。
 
そのためにも読書に慣れる必要があります。
 
読書経験が積み上がり、読解トレーニングを通じて理解力が上がり、トータルで頭の回転がよくなったら速読ができるようになる、と。
 
もちろん、頭の回転が速くならなくても、読書スピードを低く制限しているボトルネックを解除することでスピードアップは可能です。
 
でも、それが「頭の回転がよくなった」のかというと、まったく関係ありません。

どういう原理で学力アップが可能になるの?

ことのばでも「学力アップにつながる」とうたっています。
実際、国語だけでなく様々な教科の成績が上がります。
 
でも、それは「学力につながるトレーニングをしているから」です。
 
それまで適当にしか読んでいなかった問題文を、きちんと分析的に読む練習とか、記憶力アップのトレーニングとか。
 
それに、とにかく本を読むことが苦痛でなくなりますので、子どもたちはどんどん本を読むようになります。
これにより、上に書いたとおり、言葉の経験値が上がり、処理が早くなります。
 
つまり、「速読をマスターしたから成績が上がる」のではなく、「速読トレーニングの中に、学力の基礎を作るトレーニングが入っているから成績が上がる」のです。

では、ことのばの速読で、子どもはどう変わるのか?

速読をマスターすることによって生まれる効果なんてものは、もっとシンプルに考えた方がいいんです。

  • 本を読むのが楽になって、読書量が増える。
  • その結果、興味が広がり、また言葉が豊かになる。
  • テスト勉強などで、テキストを読むのが早くなり、繰り返す回数が増える。
  • 試験問題を読むのが早くなり、解答にかける時間に余裕が生まれる。

それ以上に期待しない方が無難です。
 
ただ、その「速読をマスターする」ことを目標として行う基礎力アップのトレーニング自体を大事にしてみてください。
 
文章読解のトレーニングでは、言葉のつながり(係りと受け)が明確に理解できるようになります。
 
聞き取りメモのトレーニングでは、授業を受ける際の態度、充実度が変わるはずです!
 
集中力をアップするためのトレーニングは授業の内容を吸収する力が上がっているはずです。
 
 
目標を達成するためのプロセスを大事にして、楽しみながら取り組めれば、間違いなく学力アップにつながっていくものですよ!

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