小学校高学年の読み聞かせにお薦め?! 静かな静かな恐怖の物語

今日は毎月恒例、小学校の読み聞かせボランティアの日。
 
小学校4年生を過ぎると、どうしたら子ども達の気持ちを
ぐいっとたぐり寄せられるか、毎回真剣勝負です。
 
相当、読む練習もしますし。
 
今回、5年生のクラスで読んだのは怪談

「くうきにんげん」

 
別におどろおどろしさもなく、物語も挿絵も
どこか透明感のある、静かな物語。

語り手は、タイトルの「くうきにんげん」。
 
ラストで分かるようになっているのですが、
2人のくうきにんげんが、読み手に語りかけるような
口調で進んでいきます。

「くうきにんげんを しってるかい?」
「しってるかい?」
「だれも きづいていないけれど、
 このよには くうきにんげんがいるのさ。」
kuuki-ningen

物語は、最後までヤマもなく、
ひたすら静かに静かに進んでいきますので、
朗読も、あまりメリハリを付けたり、抑揚を付けたりせず、
ひたすら静かに静かに、語り口調で読んでいきます。
 
ただし、「間(ま)」だけはたっぷりとって、
余韻というか含みを持たせるようにして。
 
子ども達に妄想するチャンスを
十分に与えながら。
 
 
最後も、本当にしずかに終わります。
一見すると、さわやかそうにも見えてしまう絵で。
kuuki-ningen-2
この、そよ風にそよぐカーテン。
本当はそこに女の子が立っていました。
 
kuuki-ningen-3
後には、何事もなかったかのように、
ただただ静かな景色が残される・・・。
 
その余韻を大事にして、
子ども達がいっそう妄想を膨らませられるように、
ゆっくりと本を閉じます。
 
 
次の本に移ろうとしても、
硬直したまま呆然としている子がいましたので、
わざと目の前の呆けた男子に声をかけ、
余韻を断ち切ってから次の本へ。
 
さすがに、ホラーの余韻を残したまま
授業に入るのはかわいそうですので。(笑)
 
 
ちなみに、4年生の時に読んで異色の方向で
好反応だったのがこちら。

「いるの いないの」

 
もう、なんと言いましょうか。
 
京極夏彦さんのストーリーと、
町田尚子さんの挿絵が最高のタッグを組んで、
子ども達に襲いかかります。
 
これも、相当練習をして臨みましたが、
途中で女子の悲鳴が2度ほど上がるような、
そんな内容。
 
こちらも高学年の読み聞かせにお薦めです。

 
そういうホラー系のお薦めは終わりにして…
 
後口直しの絵本は、オモシロ系絵本作家、
長谷川義史さんの『まわるおすし』

こちらはリズムよく、声にも張りを持たせて、
わざとらしく抑揚を付けつつ読んでいきます。
 
しばしば笑いも起こります。(^^)
 
こういう何でもない日常をおもしろく描いた絵本は、
純粋に楽しんで読めますので、とってもステキですよね♪
 
こちらも高学年の子達にも読んでやっていいのかと!
 
 
ちなみに来週は1年生の読み聞かせ。
 
1年生には定番の絵本を読んでやります。
 
ということで、お薦めの読み聞かせ絵本のご紹介でした!

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