屈辱?! 大学生が読解問題でAIに負けた…(汗)

2016.03.30付け日経新聞に次のようなショッキングな記事が掲載されました。

40万人の高校3年生が受けた昨年のセンター試験模試で東ロボくんは上位2割に入る成績だった。

確かに、最近、囲碁でAIが世界トップ棋士を破ったというニュースが世界を驚かせました。
 
それだけAIが優秀なら、大学入試で上位2割ならいいのでは・・・そういうふうにも考えてしまいます。
 
しかし、実はそんな話ではない、というのです。
 
過去の記事で紹介したように、AIは計算などは得意ですが、AIは基本的に簡単な文章すら読むことができないのです。

前提となる常識がない上に、助詞・助動詞を正確に分析することができないから、と。
 
では、なぜ2割なのか?
 
そう。AIが優秀なのではなく、学生の読解力がAI以下だということなのです!
 
これについて、国立情報学研究所教授、新井氏は次のように語っています。

にもかかわらず上位に入るのは変だと思い、中高生を対象に教科書の文章を読めているのか調査した。地理の教科書からつくった問題で正解を選んだ中学生は53%にすぎなかった。

なんと、2人に1人は教科書を読めていないというのです。
 
これは驚くばかりですが、私も再三指摘しているように「本は読めていても、文章が読めているとは限らない」という状況が実際にあります。
 
高校教師時代には、最初に「教科書を丁寧に読み、自分が分からない部分と分かる部分を腑分けさせる」という練習が必要なくらいでした。
 
文字(の音)を眼と意識でなんとなく追って、何となく理解できた気分になって終わり。
そんな読み方をしているから、日本の子ども達は本を読めば読むほどに読解力が低くなるというデータが出てくるわけですね。
 
新井氏はこのように解説しています。

AIは問題文の意味は理解できず、キーワードの検索などを手掛かりにして解答する。意味を理解できるのが人間だが、成績の良くない生徒はAIと同じような浅い読み方しかできておらず、それではAIに負けても仕方ない。

つまり、AIも読めていないが、人間もさらに読めていない、と。(汗)
 
これからスタートする速読・読書講座。
 
ますます、その社会的価値が高まりそうです。
 
がんばって研究と実践を積み上げねば!

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