小学生からプログラミングを学ぶ時代?

昨年あるいはもう少し前くらいから、「習い事」として「プログラミング教室」が人気なのだそうですよ。

昨年の日経新聞に、こんな記事がありました。

簡便な学習用プログラミング言語を使って、中学生が自ら手で企画した授業が行われるなど裾野が広がっている。子供の「ゲーム好き」を教育につなげたい親の心情がブームを後押ししそうだ。【2014.05.20】

最近では、「マリオメーカー」にはまる子ども達を集めて、任天堂がゲームクリエーター講座を開催するというニュースもありました。
下の調査にも見られるように、ゲーム好きから「将来はプログラマーへ!」という子ども達も増えてきているそうですし、「ゲームばっかりやってもう!」というお母さんにとっては、「遊び」と「学び」をつなぐいいチャンスなのかも知れません。


クラレ 2015年版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」より

私自身、小学校の5年生の頃にプログラミングに目覚めまして、プログラムの投稿雑誌「ベーシックマガジン(通称ベーマガ)」を愛読し、Basic言語を使って簡単なゲームを作っておりました。
パソコン(当時はマイコンと呼んでいましたね)も持っていないのに、です。(笑)
 
今は各家庭にパソコンがあるのも当たり前ですし、学校にも当然のようにパソコン教室がありますからね。
プログラミング教室が身近にあれば、通わせたいという親御さんは多いのではないでしょうか。
私も喜んで通わせるでしょうね。(^^*
 
その「プログラミング教室」について見てみると、こんなニュースが。

  • 学研、プログラミング教室全国展開 小中学生向け【2015.09.30日経】
    学研ホールディングスは2016年4月をメドに、プログラミング教室の全国展開を始める。小学生らがブロック教材を使って信号機や踏切などを作り、プログラムを組んで実際に動かす。学習塾などに売り込み、3年で500教室に広げる。
  • プログラミング 小中高生学んで【2015.10.27日経】
    日本マイクロソフトとデンマークの玩具会社レゴグループは、小中高生がプログラミングを学ぶための教材を開発した。レゴの教育用ロボットとMSの専用ソフトを使い、ロボットの動きを制御しながらプログラミングを学びやすくする。教育機関などに提供し、IT教育を後押しする。

今や学習塾にパソコンを用意するのが当然のようになってきています。
速読、プレゼンテーション、英語、そしてプログラミング。
 
それがいいことか悪いことかは簡単に言い切れない部分もあると思います。
ですが「そういう時代だよね」と考えると、デジタルネイティブ世代の学習環境は「進化している」と考えるべきなんでしょうね。
もう「使い方を教える」というレベルではなく、「開発者を育てる」ことの方が国家レベルの教育課題になってきているわけですし、子ども達だって「使えて当たり前」が多勢を占める時代には、「いかに使いこなすか」ということや、「原理を理解する」ことに興味が向かうのは当然のことでしょう。
 
実際、文科省が5年ほど前に公表した情報科教育に関する「学習指導要領の改善内容」はこんな文言が並んでいます。

  • 各教科等の指導を通じて、生徒が情報モラルを身に付け、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を適切かつ主体的、積極的に活用できるようにする旨を明示。
  • 「技術・家庭」において、ディジタル作品の設計・制作やプログラムによる計測・制御を必修化。
  • 「道徳」において、情報モラルに関する指導に留意することを明示。

ちなみに、これまた昨年のニュースですがイギリスでは「公教育で5歳からプログラミングを学ぶ」というカリキュラムが動き出しています。

■Key stage 1 (5-7歳)
アルゴリズムを理解する
簡単なプログラムの作成とデバッグ
デジタルコンテンツの作成、管理、保存、活用、検索
学校外でのテクノロジーの活用
テクノロジーの安全な利用、個人情報保護

5歳でプログラミングですよ!(笑)
日本は大丈夫か、という気もしてきますが、「論理思考の習慣」などを含めた文化的な違いもありますし、これに追随する必要があるかどうかは議論の余地がありますね。
 
ちなみに、私個人の感想としては、小学校時代にプログラミングを学ぶのは非常にいいことだと思っています。
そのメリットとしては、

  • 1.「好き」の延長で、楽しく「学ぶ」ことができる。
    私は根っからの理系人間でしたので、ラジオを作ってみたり、カメラを分解したりして遊んでました。アマチュア無線に興味を持って勉強し始めたら、雑誌「ラジオの製作」の付録として「ベーシックマガジン」が付いていて、そこからはまりこんでいきました。
  • 2.自然と、そして具体的な形で論理思考やベクトル、行列などの数学的要素に触れられる。
    論理思考など言語的な感覚が養われたのもプログラミングの影響があるように感じています。そこで自然と身につくのは、たいしたレベルでないかも知れません。しかし、それがリアルに数学の授業などに結びついたとき、一気にすとんと腑に落ちるものだろうと思います。
  • 3.ゲームから興味、好奇心を全方位に広げていくことができる。
    私の感じるゲームの最大の問題点は「工夫して遊べない」ということです。相手の用意したルールに従って遊ぶ。相手が用意した仕掛け、隠しコマンド的なものを探して遊ぶ…完全に「開発者の意図の範囲内」です。
    これが「自分で作る」ということになれば、様々に工夫をして楽しめます。さらに、何か1つの作品を作るために音楽やデザイン、あるいは小説や映画など様々な方向に興味を広げていく可能性が生まれます。

うちの息子もぜひ通わせたいと思って、昨年から夏休み中に開講される講座を探しているところです。来年の夏くらいには福岡にもプログラミング教室ができていますかね。
 
というか、私がやりたいものですわ。(笑)

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