人とつながるのが魅力?「マイクロ図書館」

SNSという文字と写真を中心とした交流をきっかけに「顔の見える交流」や草の根的なイベントが各地で盛んになりました。
 
昨日(2015.10.26)の日経新聞「かれんとスコープ」に紹介された「マイクロ図書館」も、そんな「リアルに人とつながる、新しい形」」でしょうか。
 
その1つの形、まちライブラリーというものが、今、全国に広がっているらしく、福岡にも桜坂にあるようです。⇒桜坂山ノ手荘
 
日経新聞によると…

まちライブラリーは人に薦めたい本を感想付きで寄託し、読んだ人がさらに感想を残して交流する私設図書館。森記念財団の礒井純充・普及啓発部長が11年に提唱し、北海道から九州まで約220カ所に増えている。個人の家、大学、起業、病院、お寺など設置場所は様々で、規模も数冊から数千冊まで幅広い。
2015.10.26 日経新聞より

だそうです。
 
ちなみに「マイクロ図書館」というのは基本的に私設図書館で、やはり「本を置くだけでなく本を介した交流の拠点にもなっているようだ」とのこと。まちライブラリー以外にも様々な形で全国に広がっているようです。
 
「本」という気軽に語り合えるタネをきっかけにつながるご縁。
これまでお互いに見知らなかった地域の人たちが気軽に交流できるというのは、とても素敵なことですよね。
 
そういえば、10年くらい前にちょっと盛り上がった「第3の場所」としての小さなコミュニティスペースは、その後どうなったのでしょう?
このマイクロ図書館も、その第3の場所の延長といってもいいでしょうし、ここ数年話題になっていた「新しいコミュニティスペースとしての書店」の図書館バージョンとも言えるかも知れません。
 
ちなみに、私の息子が通う小学校区は約半数が「他地域からの転入者」です。
あまり地域の活動も広がりが生まれませんし、小学校のPTA総会も参加率が数パーセントという悲惨な状態。
 
世帯の分割、転勤転勤による地域からの分離…、人が砂粒状態になればなるほど、子育ての親の負担は大きくなるものです。
 
何か親同士、年齢の違う子ども同士がもっとつながりあえるような仕掛けとして、こういうマイクロ図書館がプロデュースできると、PTA活動や町内会活動なども含めた町全体が変わってきそうですよね。
 
実は、書店のお手伝いをしていたころから、いつか高取商店街に小さな「子育て・教育をテーマにしたちっちゃな書店&カフェ」を開きたいなと思っていました。
「親同士が“子育て”をキーワードとしてつながれるスペース」を「マイクロ図書館」を核にプロデュースできないものか、考えてみたいと思います。

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フォーカス・リーディング主宰者

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