思考力を鍛える教育へ、塾の動きが加速し始めている!

2020年の入試が「思考力を問う」という方向に変わることがほぼ確実になり、いよいよ公教育を除く学習業界全体が「変わる!」ことをアピールし始めました。
 
2016.02.02付けの日経新聞に、こんな記事が掲載されています。

■塾・予備校、「思考力」に商機
通信教育「Z会」の増進会出版社は3月、中学生向けの進学塾でグループ討論の授業を導入する。河合塾も高校生に思考力などを評価するテストを始める。

実を言うと、この入試改革が進み始めてから、すでに入試の英語テストのあり方を見直したり、「思考力」を問う出題を検討し始めたりといった動きが、一部の大学ですでに出ているのです。そして、それに呼応する形で、大手学習塾・予備校がすでに動き始めているわけです。
 
これについては「アクティブラーニング」への取り組みについての記事でも、日能研とイーオンの取り組みを紹介しました。

教育改革に意欲的な大学を目指す生徒さんたちは、今、違う塾・予備校に通っていたとしても、そういった大手に乗り換えざるを得なくなります。
公教育が一切「思考力の育成」に対してケアしていない以上、大学受験を乗り越えるためには、それを手厚く指導してくれる大手に行くしかないわけです。
 
河合塾は「アンケート型のテスト」で思考力などを診断できるようにして、それを高校にも販売するそうです。
 
ポイントは、すでに認知されている模擬試験と同じスタイルで高校に提供するということですね。
 
それで高校の先生達が刺激を受けて対策を練り始めれば、教育界全体が動き出すきっかけになりそうです。というか、そういう予備校の先進的な動きに触発されて、公教育も変わっていってもらわないと!

もちろん、真剣な生徒は「学校だけじゃヤバイんちゃう!」と危機感を持ち、河合塾その他の大手に通おうと思うでしょうね。
 
新しい入試制度は、現在の中学1年生(2015年度、中学校入学者)から全面的に始まります。
一部の大学ではその前から、同じ趣旨の入試をスタートします。
 
今の中学3年生以下の保護者の皆さん、そろそろ塾でひたすら試験のパターンを憶えるだけの機械的注入式の勉強法を見直さなければなりませんよ!
 
これまでの試験・入試は「直前からの猛烈な追い込み」でいくらでも挽回可能でしたが、思考力だけは地道な取り組みの上にしか作られませんから!

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