デジタル教科書、2020年度には正式な教科書として導入?

デジタル教科書についてはたびたびネガティブな論調で
コラムを書いてきましたが、やはりというべきか、
もう「正式な教科書として採用」が既定路線のようです。
 
日経新聞2016.04.23朝刊によれば、
文科省としては来年には法改正をおこない、デジタル教科書を
正式な教科書に位置づける方針
だとのこと。
 
同紙には、デジタル教科書を巡るいくつかの論点が、
当事者の声とセットで紹介されています。

  • 英語の発音、理科における天体や身体の仕組みなどの学習に効果がある。
    小学校の英語授業で、タブレット端末を使って自分のペースで発音を学んでいる。
    ある小学校では休み時間に校庭の花や昆虫を撮影して図鑑機能で調べる生徒が増えている。
  • 2015年8月に実施した全国の小中学生の保護者2753人への調査で、学校や家庭での使用に賛成・どちらかというと賛成が65%を占めている。
  • 高価なタブレット端末を、紙の教科書のように無償で配布するのは当面困難
  • 画面を長時間見つめ続けることによる視力低下、睡眠障害などの恐れがある。

今、喜んで自然観察に使っている生徒たちが、あと1年経った頃にも同じようにワクワクしながらタブレットで調べ学習をしているのかとか、小学校1年生で配布したタブレットが何年持つのかとか、佐賀県のように副教材の著作権問題をどうクリアするのかとか、恐らく論じなければならない問題は山のようにあるはずです。
 
どのような教授法が効果的なのかとか、授業で使うのかとか、そういうことについてもまだまだ研究と実績が十分に積み上がったとは言えない状況ですし。
 
 
でも、この流れはもう止まりません。
 
文科省の専門家会議の座長を務める堀田龍也氏の言葉が、日経新聞の記事の〆に紹介されています。

「課題やデメリットを最低限に抑える方法を検討したい。」

つまり、この流れを止めるつもりはない、と。
 
であれば、私たち在野の教育者達は、その効果的な活用方法を、
それぞれのフィールドで研究していくだけですね。
 
がんばらねば。

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