一年を「忘れない」ための忘年会をやってみた

忘年会。
 
何でも室町時代にはすでに「としわすれ」と称して「及酒盛有乱舞」状態だっそうですんで、日本人って昔から過去を水に流して一年を終えていたんですね。
 
というか何を水に流したいんですかね、みなさん。
 
一年は水に流すより、振り返って来年につないだ方が断然いいと思うんですが。
 
 
というわけで、昨晩、忘年会という名の「今年の一冊、プレゼン大会」をおこないました。
 
これは私の主催する読書会、博多非凡塾・読書倶楽部の恒例行事。
 
メンバーそれぞれに、この1年の読書を振り返ってもらって「今年最高の1冊」を決めてもらい、それを3分ほどで(人によっては5分以上)プレゼンしてもらいます。
 
それとセットで、メンバーに読んでもらいたいと思った「お勧めの本」もプレゼント用に用意してもらい、それもプレゼンしてもらいます。
 
 
「この本が一番!」というのは、コンテンツがよかったのではなく、その人の問題意識がそれだけ深かったってこと。
 
読書の価値=本のコンテンツの価値×(読者の問題意識+読書力)
 
ですからね。
 
つまり、本を振り返るということは、自分の問題意識を振り返るということ。
 
それを「他の人にどう伝えよう?」と考えることは、自分の問題意識を出発点として、そこから何を得たのかを再確認する作業なんです。
 
ちなみに私が「今年の一冊」に選んだのはこちら。
 
『「学力」の経済学』

 
教育の世界って、そうとう適当なんですよ。
誰もが持論を持っていて、それが絶対と信じて疑わない。
教師が授業をするときもそう。政策を決めるときですらそう。
 
私は「速読指導」という、ともすればオカルト的にも見えてしまうフィールドを主軸にしていますので、いかにエビデンスベースで語れるか、かなり重大な問題だと感じています。
 
それは「科学」を擬態して「脳」を語るのではなく、「技術」として科学的に分析し、「成果」をデータとして語るということ。
 
この本は、教育のあれやこれやを、「データ」に基づいて経済学的な手法で分析し、その真実をずばり見せてくれるんですね。
 
ある意味で衝撃的な内容。感覚的に正しいと想っていたことが完全に覆されます。
自分の視野─空間的・時間的視野─がいかにせまかったか、思い知らされます。
政策決定ではやってなかったことの方がおかしいだろって話ですが、私たち教育者にも「思い込みを排して、科学的に主張すべし」というまっとうな発想を教えてくれました。
 
自分の体験という普遍性のない、極めて特殊な体験をベースに、自分の好み、主義主張の正当性を語らない!──本当に、そう強く思い直しました。
 
それが、このブログの基本スタンスになっています。
 
ほんと、がつんと頭を殴られたようなショックというか、すごい武器を手に入れたような喜びだったんですよ!
 
 
ま、参加者のみなさん、それぞれがそういうことを考えながら選書し、予想通り、熱いプレゼンを見せてくれました。(^^*
 
そして、「今年の自分の学び」を振り返りつつ、2016年も本を読んでいこう!という想いを確認してお開きとなりました。
 
ちなみに、2016年最初の課題図書は名著『7つの習慣』。

 
この読書会でも4度目の登場となる、まさに繰り返し読みたくなる一冊。
これから1年を想い、自分の生き方の指針を確認するには最適な内容です。
 
あなたも「これから1年の学び」を価値あるものにするべく、一緒にこの本を読んで「一年の計」に思いを馳せてみませんか?

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