往年の人気番組「ビューティー・コロシアム」から学ぶ、目指すべき躾け

和田アキ子さんが司会をなさっていた人気番組
ビューティー・コロシアム」。
 
我が家は夫婦共々、番組のファンで、
「これはやりすぎだよねー」
「これで幸せになったらいいよねー」などと
楽しんでおりました。
 
考えたら、出演した人というのは、
自分をテレビというマス媒体にさらしてまで
人生を変えたかったわけですよ。
 
本気度、コンプレックスの深さが違いますよね。

大変身!の後、出演者は幸せになったのか?

そんな深いコンプレックスを抱え、
意を決してテレビに出た彼女ら。
 
番組で散々こきおろされ、醜悪な再現VTRを
作られることも承知で出演したわけですよ。
 
彼女ら出演者が「番組出演後どうなったのか」は
とても気になるところ。
というか、
 
「一生、幸せに暮らしましたとさ。
 めでたし、めでたし。」

 
にならないと割に合いませんよね?(^^;

「その後」は推測するしかないけれど…

残念ながら「彼女らのその後」についてのレポートは、
番組中に、ごくわずかな「幸せになった人」の
紹介があった程度。
 
そういえば、同じ変身カテゴリ系の番組には
みのもんたさんの「愛の貧乏脱出大作戦」とか
今も続く「劇的ビフォー・アフター」などが
あります。
 
「その後」をきちんと追っていたのは
「愛の貧乏脱出大作戦」だけですよね。
 
その後、ダメになっているお店には、
ちゃんとみのさんが喝を入れに行く…
 
まぁテレビ的には、個人のその後は関知しないけど
「お店」という社会的存在については、
ちゃんと追っかけましょうということでしょうか。

ちなみに愛の貧乏脱出大作戦、出演店のその後は…

マニアックなファンというのはいるもので、
「出演したお店のデータベース」を作って公開している人がいます!
こちら
 
元の木阿弥で、結局、店じまいのところあり。
その後も繁盛していて続いているところあり。
 
その比率は、スペシャル番組調べでは、
だいたい「継続:閉店=1:3」くらいで
結局店じまいが圧倒的勝利のようです。

2010年10月段階調査で「継続店:39、倒産・閉店:142」だったとか…。
ちなみに、統計によると飲食店が2年以内に廃業する率は約50%だそうです。
「ちょっと寿命が延びた」レベルのところが圧倒的だった、ということでしょうか。

ということは、ビューティー・コロシアムも…?

推測に過ぎませんが、
この傾向というのは、ビューティー・コロシアムでも
変わらないものと思います。
 
※劇的ビフォー・アフターだけは話が「個人の資質」とは違いますので、当てはまりませんね。
 
せっかくお金をかけて、覚悟を決めたのに、
その後の成功率が25%というのは
ちょっと痛すぎます。
 
でもこれってヒトゴトじゃないのでは?
なんて思うわけですよ。
 
そう。
 
子どもの勉強のお話!

テストの点数云々の前に!

確かにいい先生に勉強を指導してもらえば
成績は上がるかも知れません。
 
スパルタ式の学校に入れば、
その強制力で学力が伸びるかも知れません。
 
ただ、問題は「その後」ですよね。
 
学校のテスト、進学は「ほんの一時期」の問題。
 
でも、大切なことは、
その後が一生涯、幸せに、納得のいく生き方を
過ごせるかどうか!

その後の成果も行動も、すべては「文化」で決まる

「成果(ポジティブ)」あるいは「問題(ネガティブ)」は、
行動によって引き起こされます。
 
その行動は、その時に意識、無意識に生じた
思考によって導かれます。
 
では、その思考は?
 
それは、その人の習慣・文化から生まれます。
 
あなたが変わる「口ぐせ」の魔術―言葉の心理学・生理学よく「口癖を変えれば人生が変わる!」
なんていう話を聞きますが、
あれも、この発想がベースにあります。
 
日頃、何気なく発するリアクションとしての口癖
変える意識を持ち続けることは、
そのまま人生のスタンスを変えることにつながる、
という発想です。
 

 
ちなみに「文化」という言葉は
cultivate:耕す、栽培する」から来ているんですね。
 
ちょっと森に出かけてなっているものを
手に入れて満足するのではなく、
自然に働きかけ、自分のものとして採り入れ、
成果をコントロールしようというわけですね。
 
勉強であれ、美容であれ、お店の経営であれ
プロに頼んで劇的に変えてもらうのもいいでしょう。
というか、それは必須です。
 
でも、その技術を学び、
自分を変え続けよう、
対象に主体的に働きかけ続けようとする
文化を持っていなければ、
長い目で見たら意味がないわけですよ。

食卓で交わされる会話、文化を変えましょう!

では、具体的に何をどう取り組ませたらいいの?
という話は、またいつか。(^^;
 
ひとまず、日頃から食卓で交わす言葉を変えるところから
始めてみてはいかがでしょうか?
 
少し先の未来を、夢を持って語り合う。
大きな目標と、小さな目標を設定する。共有する。
 
学校の勉強のこと、読んだ本のことを
日常の話題にする。
 
そんなことが、長い目で見たときに
その子の成績につながるものなんですよ。v(^^*

参考記事&文献

こちらのデータは参考資料として見ておきましょう!
「子どもの学力向上のために親ができること」
 
こちらの2冊は「親の文化を変える」ための参考書です。
 
西角けいこ著『子どもの成績は、お母さんの言葉で9割変わる!』
子どもの成績は、お母さんの言葉で9割変わる!

 
 
今村暁著『子どもの成績を決める「習慣教育」』
子どもの成績を決める「習慣教育」

 

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この記事を書いた人

フォーカス・リーディング主宰者

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